男性ならシックスパックに割れた腹筋に憧れますよね。
しかし、何から始めたら良いか分からない人も多いのではないでしょうか。
実は腹筋を割るのはそれほど難しくなく、シンプルに「腹筋を筋肥大させて、脂肪を落とす」ことが必要です。
これができればかっこよく割れた腹筋を手に入れることができます。
今回は、
- 腹筋を割るための3ステップ
- 腹筋を割るために鍛えるべき部位
- 腹筋を割るための筋トレメニュー
- 腹筋の筋トレ以外にも割るためにやった方がいいトレーニングメニュー
について解説をしていきます。
もっとも効率的に腹筋を割る方法を紹介しますので、今日から筋トレをはじめましょう。
この記事を書いた人
林ケイスケ
uFit代表トレーナー
Youtubeチャンネル登録22万越え。自重トレーニングのメニューをはじめ、筋トレやダイエットの知識について執筆。フィットネスを通じて健康に目を向けてもらえるようトレーニング動画や記事を発信しています。
前提:腹筋を綺麗に割るには、お腹の脂肪を落とすことが大事
腹筋を割って綺麗に見せるには、お腹の脂肪を落として「今ある腹筋を見えるようにする」というイメージが適切です。
体脂肪は筋肉の上に乗るので、筋肉がいくら発達してもお腹の体脂肪を落とさない限りは腹筋が割れることはありません。
ガリガリの人が腹筋が割れて見えるのは、体脂肪がついていないので、筋肥大しなくても割れて見えるんです。
かっこよく割れた腹筋を作るには、大きく分けて以下の3ステップでトレーニングをしていきます。
お腹の脂肪を落とす
まず食生活を見直したり、運動を始めて体重を落としましょう。この段階では腹筋だけでなく、全身の脂肪を燃焼するメニューも取り入れます。
腹筋を筋肥大させる
脂肪が落ちてきたら腹筋の筋トレを多めに行って、腹筋を筋肥大させます。お腹の体脂肪さえ落とせば基本的にお腹は割れますが、筋トレで腹筋を筋肥大させれば、よりかっこよくお腹が割れます。
割れた腹筋をキープする
お腹には非常に体脂肪がつきやすいので、元の生活に戻るとすぐに割れた腹筋が見えなくなってしまいます。そのため、太りにくい生活を一定期間はキープしましょう。食べる量や運動量を調整してリバウンドしないようにします。
かっこいい腹筋を作るために鍛えるべき3つの筋肉
一言で「腹筋」と呼びますが、実は腹筋は3つの筋肉で成り立っています。
カッコイイ腹筋を手に入れるためにはこの3つを鍛える必要があります。
それぞれどんな筋肉かを解説していきましょう。
1.腹直筋(お腹の前側の筋肉)
腹直筋は、お腹の前の部分にあり、お腹が割れてる・シックスパックとう時に指す筋肉のことです。
実は腹直筋はもともと6つに割れています。(人によっては4つや8つの人もいますがこれは遺伝で、増やしたり減らしたりはできません)
「お腹が割れる」というのは、この腹直筋の上に体脂肪が乗っていない時のことを言っているので、体脂肪を落とせば自然とお腹は割れて見えます。。
さらに筋トレをして腹直筋を鍛えて筋肥大させることによって、より腹筋が綺麗に割れるので、腹筋を割るならもっとも鍛えるべき部位です。
2.腹横筋(お腹全体の筋肉、インナーマッスル)
腹横筋は外から見えない「インナーマッスル」の一つで、他の筋肉の後ろに隠れています。
コルセットのようにお腹を覆っている筋肉なので、鍛えることでポッコリお腹を防ぐことができます。
全体的にお腹を引き締めてシルエットをかっこよくしたいなら、腹横筋は是非鍛えたい筋肉です。
3.外腹斜筋・内腹斜筋(お腹の脇腹の筋肉)
腹斜筋は、「外腹斜筋」と「内腹斜筋」の2種類があり、どちらも横腹に位置する筋肉です。
外腹斜筋の下に内腹斜筋があるので、同時に鍛えることができます。
この部分を鍛えることで、くびれができてセクシーな体になるので、こちらも是非鍛えたい筋肉です。
【参考】女性向け!縦線の入った美腹筋を作るトレーニングを紹介
腹直筋を鍛える筋トレメニュー6選
それでは、腹直筋を鍛える具体的な筋トレメニューをご紹介します。
お腹を割るには、腹直筋を鍛えることが最も重要です。
腹直筋のトレーニングメニューを6つ紹介しますので、取り組んでみてください。
1.クランチ
まずは腹直筋上部を鍛えることができる「クランチ」です。
クランチは完全に上体を起こしてしまう「シットアップ」と勘違いしている人も多いですが、まったく別の種目です。
クランチはシットアップに比べて腰も痛めにくいですし、手軽にやれる割には腹直筋に刺激が強く入るので、腹直筋を鍛えたい人はまずクランチをやることをおすすめします。
クランチの正しいやり方
- 仰向けに寝て、膝を立てて手を頭の後ろで組みます
- 上半身のみを持ち上げて、背中を丸めます(目線はおへそあたりに持って行く)
- 腹筋の収縮を強く感じたら、1,2秒止めます
- ゆっくりと元に戻します
- 以上を20回3セット行います
クランチを効かせるコツ
- 上半身を完全に起こさないようにすること
- 回数をこなすことばかりを考えないで、1回1回の腹筋の収縮を意識すること
- 上半身を起こす時に呼吸を吐くとお腹の収縮がより強くなるので、呼吸も意識してやること
2.レッグレイズ
脚を上げ下げして腹直筋を鍛えるのが「レッグレイズ」です。
レッグレイズは主に腹直筋の下部に刺激が入りやすい種目ですので、クランチとセットで行いたい種目です。
レッグレイズの正しいやり方
- 仰向けになって寝る
- 手は体の横に置き、脚は真っすぐにする
- 両足をそろえて90度程度まで持ち上げる
- ゆっくりと元に戻す(戻しきらずに地面にはつけない)
- 以上を20回3セット行います
レッグレイズを効かせるコツ
- 常に腹筋に刺激が入るように骨盤を後傾させて行うようにすること(背中は常に床につけておく)
- 背中が床から離れる原因になるためスピードを上げ過ぎないようにすること
- 辛くなると脚が曲がてくるので真っすぐに保って行うこと
3.ニーレイズ
脚を曲げた状態で上げ下げして腹直筋を鍛える種目が「ニーレイズ」です。
レッグレイズ同様に腹直筋の下部に刺激が入りやすい種目ですが、脚を曲げている分レッグレイズより刺激は弱めです。
下腹部を鍛えたいけど、レッグレイズだと負荷が強すぎるという方におすすめの種目です。
ニーレイズの正しいやり方
- 仰向けに寝転び、脚を立てる(90度程度に曲げる)
- 肩を少しだけ床から上げる
- 脚を持ち上げて胸に引き付ける
- 脚を床に着く手前まで元に戻す
- 以上を20回3セット行います
ニーレイズを効かせるコツ
- 辛くなっても肩を床につけないこと
- 膝を最後まで胸になるべく近づけるようにすること
- 常に腹筋に力が入っている状態を感じながら行うこと
4.プレートを持って腹筋
単なる腹筋(シットアップ)だけでは物足りなくなった方におすすめしたいのが「プレートを持った状態で行う腹筋」です。
手にプレートを持って行う腹筋で、プレートの重さによって負荷が変えられるので、上級者にもおすすめです。
普通の腹筋では何十回も余裕でできてしまうという方は是非やってみてください。
プレートを持って腹筋の正しいやり方
- 仰向けに寝転び、膝を90度に立てます
- プレートを両腕で持って肘を伸ばします
- 肘は伸ばしたまま上半身を起こしていきます
- ゆっくりと元に戻します
- 以上を10回3セット行います(負荷が軽ければ20回)
プレートを持った腹筋の効かせるコツ
- 肘は必ず伸ばしきること(伸ばしてロックさせないと負荷が腕や肩にきてしまうため)
- プレートをできる限り高く上げるように意識すること
- プレートを複数枚使う場合は、落ちないように注意すること
5.ケーブルクランチ
ケーブルマシンを使って腹直筋を鍛える種目が「ケーブルクランチ」です。
ケーブルマシンがないと基本的にはできないので、ジムに通っている方専用の種目になります。
ケーブルマシンは重量調整が簡単にできるので、初心者~上級者まですべての方におすすめの種目です。
ケーブルクランチの正しいやり方
- ケーブルマシンにロープ型のアタッチメントを付ける
- ケーブルマシンの高さを頭の高さあたりに設定する
- ロープを後ろ向きに持って脇を締め、膝立ちになる
- 体を丸めて腹筋を収縮させる
- 以上を20回3セット行います
ケーブルクランチを効かせるコツ
- 下に引き下ろす時は背中を丸めておへそを見るように行うこと
- 戻す時にはゆっくり戻すこと
- ケーブルを手で引いたり、体重を使って引かないようにすること
6.バランスボールを使った足上げ腹筋
ただの足上げ腹筋が飽きてしまった人は、バランスボールを挟んで足上げ腹筋をやってみましょう。
バランスボールを使うと腹筋の強度がさらに増すので、家庭に一つあると便利です。
バランスボールを足の間に挟み足を上げることで、レッグレイズ以上の効果を下腹部に与えることができます。
バランスボールを使った足上げ腹筋の正しいやり方
- 仰向けに寝転び、足の間にバランスボールを挟みます
- バランスボールを挟んだまま脚を90度程度まで持ち上げる
- ゆっくりと元に戻す(ボールを地面につけないようにする)
- 以上を20回3セット行います
バランスボールを使った足上げ腹筋を効かせるコツ
- 脚を伸ばしきるとボールが挟みにくい場合は、若干曲げて行うこと
- 脚を持ち上げる時にお尻も床から離すようにすること
- 脚を持ち上げた時に息を吐くようにすること
【参考】バランスボールを使った体幹トレーニングメニュー10選!
腹直筋を鍛えるトレーニングをさらに知りたい方は「腹直筋を鍛えるトレーニング15選」を参考にしてください。
腹横筋を鍛える筋トレメニュー5選
次にインナーマッスルである「腹横筋」を鍛えるメニューをご紹介します。
目に見えない筋肉ですが、鍛えることで腹筋が引き締まりますので是非トレーニングに取り入れてください。
腹横筋の筋トレ種目は5つです。
1.プランク
体幹トレーニングの代表のような種目「プランク」。
まったく動かないので見た目は地味ですが、やってみると非常に辛い種目です。
きちんとしたフォームで行わないと効果が悪くなるので、フォームのチェックは重要です。
腹横筋を鍛える基礎の種目ですので、是非取り組んでみましょう!
プランクの正しいやり方
- うつ伏せの状態で、床に肘から手まで前腕をつける
- 頭からかかとまで体を一直線にする
- 上記の状態になったら30秒間姿勢をキープする
- 30秒経ったら30秒休んで合計3セット行う
プランクを効かせるコツ
- 体は一直線に常に保つこと
- お尻が上がったり下がったりしないように気を付けること
- 30秒持ちそうにない場合は、膝を床について引き続き30秒までは続けること
- 30秒が物足りない場合は、1分に伸ばして行う
2.ドローイン
お腹を凹ますだけで腹横筋が鍛えられるのが「ドローイン」です。
誰もが息を吐く時に少しだけお腹が凹むと思いますが、それを意識的に行うと思えばいいでしょう。
器具いらずでとても簡単にできるトレーニングで、自宅でも簡単に行えます。
ドローインの正しいやり方
- 仰向けに寝転んで膝を立てます
- .鼻から息を吸って、口から吐きます
- 息を吐く時に意識してお腹を凹ませます
- 息は最後まで吐いて、お腹も極限まで凹ませます
- 極限までお腹を凹ませたところで1,2秒キープします
- 以上を10回3セット行います
ドローインを効かせるコツ
- 息は吸う時も吐く時もゆっくりと行うようにすること
- お腹の上に手を添えることで、凹ませるイメージを強くできます
- 四つん這いになって同じことをするとより腹横筋を使っているイメージができます
3.ニートゥチェスト
両足を揃えて胸に近づけることで腹筋を鍛えるのが「ニートゥチェスト」です。
基本的には腹直筋の下部を鍛える種目ですが、丁寧に行うことで腹横筋に刺激を入れることができます。
ニートゥチェストは床や椅子の上など場所を選ばずできるので、時間のない人にもおすすめです。
ニートゥチェストの正しいやり方
- 床に両足を伸ばして座り、倒れないように両手は体の後ろに置く
- 両足を揃えて宙に浮かせます
- 膝を曲げて胸に向かって引き寄せます
- 腹筋の収縮を感じたら、元に戻します
- 以上を10回3セット行います
ニートゥチェストを効かせるコツ
- 足を伸ばした時に床に足をつかないようにすること
- 椅子に座ってやると腹筋がより伸びるので負荷を強くすることができます
- 足を胸に引き寄せた時にアゴを上げないようにすること
4.アブローラー
腹筋専用の筋トレグッズ「アブローラー」を使うのも非常に有効です。
アブローラーは腹横筋も含め、腹筋全体に効果があります。
ちょっとハードルが高い筋トレグッズですが、今回は初心者でも比較的やりやすい「膝コロ」のやり方を紹介しましょう。
アブローラーの正しいやり方
- 四つん這いの状態になり、アブローラーを両手で持ちます
- 腕を伸ばしたままローラーを前に転がしていきます
- 自分が戻ってこれる限界まで転がったら、戻ってきます
- 以上を10回3セット行います
アブローラーを効かせるコツ
- 少し背中を丸めるようにして行うこと
- ずっと背中を真っすぐにして行うと腹筋にあまり効果がないので注意
- 慣れたら立ち姿勢で行うとさらに腹筋に効きます
5.ドラゴンフラッグ
伝説のカンフー映画スターブルース・リーが行っていたと言われる「ドラゴンフラッグ」。
強度が非常に高く、ほとんどの人が1回もやることができないほど上級者向けの種目ですが、できれば腹横筋を含む腹筋全部に絶大な効果が期待できます。
やれたらカッコイイので、是非普通の腹筋運動に余裕が出てきた方は挑戦してみましょう。
ドラゴンフラッグの正しいやり方
- ベンチに仰向けに寝転び(お尻より下はベンチの外)、頭の横あたりを両手でベンチを掴みます
- 体をほぼ垂直まで持ち上げます
- 両足を揃えてゆっくりと下ろします
- 両足が30度~45度くらいになったら再度持ち上げます
- 以上を10回3セット行いましょう
ドラゴンフラッグを効かせるコツ
- 10回できない場合が多いので、できる回数で最初は3セット行います
- ベンチを掴んでいる両手に力が入りがちですが、あまり力を入れ過ぎないこと
- 腰やお尻をベンチにつけないように行うこと
外腹斜筋・内腹斜筋を鍛える筋トレメニュー4選
次はわき腹の筋肉「腹斜筋」を鍛える具体的なメニューを紹介します。
横腹が気になっている方は是非やってみてください。
1.バイシクルクランチ
先に紹介した「クランチ」に捻りを加えたものが「バイシクルクランチ」といいます。
通常のクランチのように腹直筋にも刺激が入りますし、捻ることでわき腹にも刺激が入ります。
腹筋を鍛えるにはとても効率の良い種目と言えます。
バイシクルクランチの正しいやり方
- 仰向けに寝転び、両手を頭の後ろで組む
- 両足と頭を浮かせます
- 足自転車こぎの要領で、片足ずつ交互に膝を曲げ伸ばしします
- 膝が曲がったと同時に対角線の肘を膝にくっつけにいきます
- テンポよく交互に体を捻っていきます
- 以上を20回3セット行います
バイシクルクランチを効かせるコツ
- 常に頭は浮かしたままで、おへそを覗き込むように行うこと
- スピードを上げ過ぎると効かなくなることがあるので、膝と肘をゆっくりと丁寧に近づけるようにすること
- 呼吸は止めずに行うこと
2.サイドプランク
先に紹介した「プランク」を横を向いて行うのが「サイドプランク」です。
横を向いて行うことで腹斜筋に主に刺激が入るようになります。
プランクとセットで行うとよいでしょう。
サイドプランクの正しいやり方
- 横向きで寝ころび、下になっている肘で斜めに体を持ち上げる
- 足は揃えて真っすぐにする
- 体全体を横向きで一直線になった状態にする
- 上記の状態になったら30秒間姿勢をキープする
- 30秒経ったら逆側を上にして同じことを行う
- 30秒休憩して合計3セット行う
サイドプランクを効かせるコツ
- 横から見ても、上から見ても体が一直線になっていること
- 慣れてきたら時間を長くして行うこと
- 上になっている腕は腰に当てておくと体が安定する
- 上になっている腕を上に真っすぐ持ち上げて行うと負荷が増すので、慣れてきたら腕を上げてみよう
3.スパイダープランク
名前の通り「クモのような動きをして」腹斜筋を強烈に刺激するのが「スパイダープランク」です。
プランクというと動きのないイメージですが、スパイダープランクはかなり動きがあるので、その分負荷も強いです。
プランクに余裕が出てきた頃にやってみましょう。
スパイダープランクの正しいやり方
- うつ伏せの状態で、床に肘から手まで前腕をつける
- 頭からかかとまで体を一直線にする
- どちらか片方の足を持ち上げて円を描くようにして膝を曲げます
- 元のプランクの状態に戻ります
- 逆の足も同じように動かします
- 以上の動作を左右10回ずつ3セット行います
スパイダープランクを効かせるコツ
- 足はなるべく大きく回すイメージで行うこと
- 足を動かしている時も体は一直線にキープしておくこと
- 足を動かしても体が前に移動してしまわないようにすること
4.プレートツイスト
バーベルのプレートを持った状態で体を捻って腹斜筋を鍛える「プレートツイスト」を最後に紹介します。
プレートを利用するので、負荷は自由に変えられます。
かなり強い刺激が腹斜筋に入るので、自分にあった重量選択をするようにしてください。
プレートツイストの正しいやり方
- 床に立て膝で座り、プレートを両手で持つ
- 両足を浮かせ、上半身を後ろに若干倒してV字になる
- その状態をキープしたままで、体を捻って持っているプレートを左右に移動させる
- 以上の動作を20回3セット行います
プレートツイストを効かせるコツ
- 常に足は浮いた状態をキープすること
- プレートはできるだけ大回りに移動させて捻りを大きくすること
- プレートがない場合は、ペットボトルやダンベルなどで代用も可能
体脂肪を落とすためにセットで取り組みたい筋トレメニュー3選
腹筋を割るためには体脂肪を落とすのが必須です。
体脂肪を効率よく落とすためにおすすめの筋トレメニューも3つ紹介しましょう。
1.HIITトレーニング
まずやりたいのが「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」です。
短時間でどんどんと筋トレをこなしていくというトレーニング方法で、時間はとても短くすみます。
筋肉をつけるのと、体脂肪を落とすのは本来別のトレーニングが必要ですが、HIITトレーニングは筋肉をつけながら、体脂肪を落とせると言われています。
HIITトレーニングはどの種目を何種類やるかなどは決まっていませんが、HIITトレーニングの原型になったと言われている「タバタプロトコル」は何と合計4分ですみます。
HIITトレーニングの正しいやり方
- 1種目を20秒行ったら10秒休憩
- 2種目を20秒行ったら10秒休憩
- 上記を繰り返し8種目行う(種目数は4種目を2回繰り返すのでも可)
- 合計4分で全種目を終わらせる
HIITトレーニングを効かせるコツ
- すべての種目を自分でできる範囲で全力で行うこと
- 途中で全力を出せなくなる場合は、HIITトレーニングは諦めること
- 無酸素運動と有酸素運動を交互にすると体脂肪燃焼効果が高くなる
2.スクワット
下半身のトレーニングの代表「スクワット」ですが、下半身は非常に多くの筋肉があるので、スクワットをやることで基礎代謝のアップが期待できます。
また、実はスクワットを行うことで腹筋も鍛えることができるのです。
お腹を割りたいならスクワットは外せません。
スクワットの正しいやり方
- 足を肩幅くらいに広げて立ちます
- 背中を丸めずにお尻から座るようにしゃがみます
- 太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、立ち上がります
- 膝が伸びきる前に再度しゃがみます
- 以上を10回3セット行います
スクワットを効かせるコツ
- 背中は常に真っすぐにしておくこと
- お尻からしゃがむイメージを持つこと(後ろに椅子があるイメージ)
- 余裕が出たらバーベルやダンベルを持って行う
3.プッシュアップ
最後におすすめしたいのが胸のトレーニングである「プッシュアップ」です。
日本語の腕立て伏せという方がしっくりくるかもしれません。
プッシュアップも大胸筋という大きい筋肉を鍛えるため、基礎代謝のアップが期待できます。
胸板も厚くなるので、男性は是非やっておきたい種目です。
プッシュアップの正しいやり方
- 床に伏せて両手を肩幅より少し広いくらいで床に着く
- 腕を伸ばして体重を腕で支える状態にする
- 足は伸ばしきって体を一直線にする
- 肘を曲げて胸を床ギリギリまで下げる
- 一気に元に戻す
- 以上を10回3セット行う
プッシュアップを効かせるコツ
- 両手の着く位置は肩の横よりやや下にすること
- 常に体は真っすぐの状態を保つこと
- 下す時は上げる時の2倍かけるつもりでゆっくりとすること
まとめ
今回は腹筋を効率的に割るためのメニューと考え方を紹介させていただきました。
筋肉がいくら発達しても、お腹の体脂肪を落とさない限り腹筋は割れません。
食生活を見直して体脂肪を落としつつ、紹介した筋トレをすれば徐々に腹筋が見えてきます。
部位別にトレーニングしてかっこいい腹筋を目指しましょう!