

恐怖心をワクワクに変える「準備」

ラグビーは非常にコンタクトが激しいスポーツです。試合前、恐怖心や躊躇が少しでも生まれると、それがプレーの精彩を欠く原因になります。だからこそ、僕は「楽しむ」という気持ちを一番大事にしています。「今日は何回タックルできるだろう」とワクワクしている時の方が、結果として良いプレーに繋がるんです。

こうしたメンタルを支えるのも、日々の入念な「準備」があるからこそ。一昨年の怪我を経験してからは、特にケアへの意識が劇的に変わりました。以前はトレーニングばかりを重視していましたが、今は練習前後にトレーナーさんのマッサージを受けたり、自らマッサージガンやフォームローラーを使って身体をほぐす時間を欠かしません。特に腰や背中、ハムストリングスといった「体の裏側」は張りやすいため、重点的にケアしています。チームの施設にある治療器や、逆さ吊りになって脊柱を伸ばす特殊なストレッチなど、常にベストな状態でコンタクトに臨める準備を整えています。
オンとオフの切り替え

激しい練習や試合が続く中で、パフォーマンスを維持するためにはオンとオフの切り替えも重要です。食事は基本的にクラブハウスで摂り、栄養バランスをプロに任せています。乳糖不耐症の気味があってプロテインが体に合わないため、サプリメントは極力取らず、その分「リアルフード(食事)」から必要な栄養をしっかり摂ることを何よりも大切にしています。

また、精神的なリフレッシュには「ラグビーを忘れる時間」が必要です。オフの日は、あえてラグビー以外の友人と会ったり、チームメイトとお酒を楽しみに行ったりして、頭を完全に切り替えるようにしています。試合前にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの激しい音楽を聴いて一気にスイッチを入れますが、それ以外の時間はリラックスして過ごす。このメリハリが、シーズンを戦い抜くための原動力になっています。
山本選手にとって休息とは

「次の練習や試合で100%の力を出すための準備」です。
僕にとって休息は、単に身体を休めるだけのものではありません。次にグラウンドに立った時、最高のパフォーマンスを発揮するために必要な工程の一つだと考えています。そのため、睡眠時間は毎日必ず7時間を確保するようにしています。睡眠が不足すると練習中の集中力が落ち、それが怪我のリスクにも直結するからです。日本代表に入り、ワールドカップの舞台に立つという目標に向かって、100%の力で毎日を積み重ねていく。そのための休息を、これからも大切にしていきたいです。
体験アイテム

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撮影の合間の一コマ

実は、プロフィールに「ドライブが好き」って書いてしまったんですけど、あれはちょっと適当に書いてしまった部分があって(笑)。実際は仲間とお酒を飲みに行ったり、家で格闘技のUFCを観ている時が一番幸せですね。昨日もチームメイトと格闘技を観て盛り上がっていました。海外の選手も含めて、ラグビー界には格闘技ファンが本当に多いんですよ。
