「おすすめのハンドグリップを知りたい…」
「ハンドグリップで前腕を太く鍛えることができるか知りたい…」
握力を鍛えるためにハンドグリップを使おうと思っても、様々な種類が販売されているのでどれを選べばいいか悩みますよね。
そこで今回は、実際に人気ハンドグリップを調査して試した結果をもとに、
- ハンドグリップの選び方
- おすすめのハンドグリップ10選
- ハンドグリップの効果や使い方
を解説していきます。
ハンドグリップを活用して、握力&前腕を鍛えましょう!
▼今回紹介するハンドグリップ▼
※画像をクリックすると商品の解説にショートカットできます。
この記事を書いた人
uFit編集部
メディア編集者
uFit編集部では筋トレやダイエットについての記事を編集しています。皆さんの気になる商品や最新の情報を取り上げていきます。
監修者
林慧亮
uFit代表
Youtubeチャンネル「林慧亮」は登録30万越え。自重トレーニングのメニューをはじめ、筋トレやダイエットの知識について執筆。著書に学研から出版した「30日で体を変える 超効率的自重ワークアウトプログラム」がある。
ハンドグリップの効果とは?
おすすめのハンドグリップを見ていく前に、まずはハンドグリップで得られる3つの効果を紹介していきます。
握力を鍛えること以外にも様々な効果があるので理解しておくのがおすすめです。
ハンドグリップの効果
1.前腕を太くすることができる
ハンドグリップを使うと、前腕(手首から肘の間)を太くできます。
通常の筋トレメニューではなかなか前腕のみを鍛えられないので、前腕を鍛えるためにハンドグリップを活用するのは非常におすすめです。
【参考】前腕を鍛える筋トレメニュー
2.筋トレの効率がアップする
ハンドグリップは握力だけでなく手首の耐久力も上がるので、筋トレの効率をアップがします。
例えば、重いバーベルやダンベルをしっかり安定して扱えるようになると、より高重量の筋トレに取り組めるようになります。
また、ダンベル種目や懸垂などを行う時に手首が疲れやすかったり、力が途中で抜けてしまう人はハンドグリップで手首と握力を鍛えると改善できますよ。
3.スポーツのパフォーマンスが向上する
ハンドグリップで握力や前腕を鍛えると、スポーツパフォーマンスがアップ!
握力や前腕を鍛えると「投げる・打つ」動作の多いスポーツにおいて、顕著にパフォーマンスが向上します。
また、ハンドグリップを使って握力を鍛えると、脳の神経伝達系が刺激されて手先が器用になるという研究結果もあります。
【参考文献】Cerebral and Cerebellar Activation in Power and Precision Grip Movements
野球やバスケなどの手先の器用さが求められるスポーツでは、握力を鍛えると指先の感覚が研ぎ澄まされ、より良いプレーができるようになります。
ハンドグリップの選び方
ここからはハンドグリップを選ぶ際のポイントについて紹介します。
ハンドグリップには様々な種類があるので、買ってから後悔しないためにも事前に知識をつけておきましょう。
◆ハンドグリップの選び方
1.商品タイプで選ぶ
ハンドグリップには主に3つのタイプがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。
タイプ1. ハンドグリッパー
ハンドグリッパーのメリット
- 初めての人でも使いやすい
- 比較的安価な価格
ハンドグリッパーのデメリット
- 大きいと握りづらい
- 商品によってピンキリ
従来のスタンダードなタイプのハンドグリップです。スポーツからリハビリをしている人まで幅広く使えます。初めてハンドグリップを購入するという方は、このタイプを選んでおけば間違いありませんよ。
タイプ2. ハンドトレーナー
ハンドトレーナーのメリット
- 指先を集中して鍛えられる
- 指ごとに鍛えられる
ハンドトレーナーのデメリット
- 握力をとにかく鍛えたい人にとって非効率
指ごとに負荷をかけることのできるハンドグリップです。野球の投球・ギター・ピアノなどの技術向上の訓練におすすめ。繊細な指のコントロールが身に付く画期的アイテムです。
タイプ3. 特殊タイプ
特殊タイプのメリット
- 卵型や指穴型など様々な形で鍛えられる
- リハビリやストレス解消用に最適
特殊タイプのデメリット
- 強度が分かりづらい
- 使い方が限られる
一風変わったデザインで使い方や目的も様々。ただし、使用用途が限られているため、初めてハンドグリップを購入する場合は選ばない方がいいです。
2.負荷調整の有無で選ぶ
ハンドグリップには負荷が調整できるモデルと調整できないモデルがありますが、「負荷が自分に合わなかった...」という失敗を避けるために、負荷調節できるハンドグリップがおすすめです。
価格もほとんど変わらないので、初心者の方は負荷調節できるハンドグリップを買っておけば失敗することはありません。
ただし、負荷調整ができるモデルは最大負荷値が弱い場合が多いので、負荷が足りなくなったら負荷調整がない強いモデルを購入しましょう。
3.握りやすいグリップを選ぶ
グリップの素材はラバー / ゴムやシリコンがおすすめ。
手のひらが痛くなったり、握りにくい素材やデザインだとトレーニングの継続が難しいのでグリップ選びは大切です。
また、本体のサイズが大きすぎると握力が弱かったり手が小さい人は、そもそも握る動作自体ができなくなるので注意しましょう。
おすすめのハンドグリップ10選
ここからは、おすすめのハンドグリップを紹介していきます。
自分のレベルや目的に合ったハンドグリップを見つけてくださいね!
▼今回紹介するハンドグリップ▼
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ハンドグリッパーのおすすめ4つ
1.アイアンマインド(IronMind)
◆世界最強負荷といわれる負荷の強さ
「アイアンマインド」のハンドグリップの負荷は「最大165kg」で世界最強!
また、負荷の重さを11種類の中から選べるので、初心者〜上級者まで幅広く使用できます。
弱い強度からはじめてレベルアップしていきたい方におすすめです。
おすすめポイント
- グリップの質感がいい
- しっかりとした作りで安心
がっかりポイント
- 手汗をかくと多少すべる
価格 | 3,680円~13,190円 |
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負荷レベル | 約27kg〜165kg |
負荷調整の有無 | 無 |
グリップの素材 | クロムメッキ鋼 |
サイズ(縦×横) | 12.7x11.43cm |
重量 | 240g |
2.Bodytech
◆Amazon限定の商品
「Bodytech」のハンドグリッパーはダイヤルを回すと最大60kgまでの負荷調整が可能です。
また、日本語表記のカウンター付きで数を数えなくて済むのでトレーニングに集中できますよ。
高機能油圧技術を採用しているので、動きがスムーズで使いやすいです。
価格は安いですが、なんのデメリットもないので初心者の方は迷わずこちらを購入しましょう。
おすすめポイント
- デザインがスタイリッシュ
- グリップがゴムなので滑りにくい
がっかりポイント
- カウンターのリセット方法が分かりづらい
価格 | 1,343円 |
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負荷レベル | 5~60kg |
負荷調整の有無 | 有 |
グリップの素材 | TPRゴム |
サイズ(縦×横) | 17×11cm |
重量 | 145g |
3.鉄人倶楽部(IRONMAN CLUB)
◆とにかく安いハンドグリッパー
「鉄人倶楽部」のハンドグリップはとにかく安いところが魅力的!
グリップ部分の素材はポリ塩化ビニールで、滑りづらい作りになっています。
ただし、口コミでは「だんだん負荷が軽くなる」「持ち手部分が回る」などの声が多く、耐久性にやや不安がありますが、価格を考えれば十分な性能でしょう。
ハンドグリッパーを使ったことがない方で、お試しで購入して消耗品として使用することがおすすめです。
おすすめポイント
- お手頃価格で試しやすい
- 10kgの強度から始められる
がっかりポイント
- 安い分、壊れやすい
- グリップが滑りづらいが痛い
価格 | 600円~ |
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負荷レベル | 10kg〜50kg |
負荷調整の有無 | 無 |
グリップの素材 | ポリ塩化ビニル |
サイズ(縦×横) | 13.5×9 |
重量 | 148g |
4.GD ULTRA GRIP
◆世界中で愛用されているハンドグリップ
本格的なトレーニングをしたい方におすすめ「GD GRIP ULTRA」
GD GRIP ULTRAは、強力な素材のバネで安定感と安全性が高く、トレーニング初心者から上級者まで本格的なトレーニングができるデザインになっています。
また、平行移動するハンドグリップなのですべての指に力が入りやすいのが魅力ですよ。
おすすめポイント
- 実績と信頼のあるハンドグリップ
- 手が小さくても使いやすい
- デザインがカッコイイ
がっかりポイント
- 不可の調整が分かりづらい
価格 | 3,830円 |
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負荷レベル | 20~70kg |
負荷調整の有無 | 有 |
グリップの素材 | - |
サイズ(縦×横) | 16x8.8cm |
重量 | 430g |
ハンドトレーナーのおすすめ3つ
1.Dilwe
◆純銅コアのハンドトレーナー
「Dilwe」のハンドトレーナーは高品質の銅を使用し、耐久性とスムーズな動きにこだわった商品です。
オレンジの部分は滑り止めの役割をしてくれるので、滑ることがありません。
また、各指の負荷を調整できるのでトレーニング効率も上がります!
1.4kg〜3.9kgと負荷は低めに感じますがハンドトレーナーとしては十分な負荷で、4kgともなると、アスリートでも「少し硬いな...」と感じる程度の負荷を感じます。
おすすめポイント
- 調整可能で強化させたい指を狙って鍛えられる
- 5本分あるので、手が小さくても使える
がっかりポイント
- 使っていくと、ゴムの部分が緩くなる
価格 | 2,200円 |
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負荷レベル | 1.4~3.9kg |
負荷調整の有無 | 有 |
グリップの素材 | - |
サイズ(縦×横) | 6.6x10.5cm |
重量 | 140g |
2.DELLING
◆コンパクトでコスパ最強なハンドトレーナー
「DELLING」のハンドトレーナーはコンパクトで持ち運びがしやすいサイズ感です。
また、指1本1本の負荷レベルを調整できるので、細かい設定でトレーニングできます。
持ち手の部分にもしっかりとラバー加工してあるので、長時間使用しても指先以外に負担がかからず効率にトレーニングできますよ。
900円と格安なので、1つ持っていて損はないです!
おすすめポイント
- 初心者に向いている商品
- 強度を調整できるので使いやすい
がっかりポイント
- 色が違う商品が届くことがある
価格 | 900円 |
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負荷レベル | 1.8kg〜3.2kg |
負荷調整の有無 | 有 |
グリップの素材 | - |
サイズ(縦×横) | 6.8×8.5cm |
重量 | 75g |
3.La-VIE(ラヴィ)
◆La-VIE のハンドトレーナー
La-VIEのハンドトレーナーは両面にバネがついており、「握っている感」が強く味わえます。
両側から強く、握り込めるのでストレス発散にはちょうど良いでしょう。
しかし、グリップ部分がプラスチック製なので手が痛くなりやすく、本格的なトレーニングには不向きです。
さらに、「本体サイズが若干大きい...」という口コミが多いので女性や手が小さい方にはおすすめしません。。
おすすめポイント
- 動きがスムーズ
- とにかく安い
がっかりポイント
- 耐久性が不安
- 使っていて安っぽさを感じる
価格 | 709円 |
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負荷レベル | 記載なし |
負荷調整の有無 | 無 |
グリップの素材 | プラスチック |
サイズ(縦×横) | 9×7.8cm |
重量 | 80g |
特殊タイプハンドグリップのおすすめ3つ
1.Wawalag
◆高齢者の運動不足解消やリハビリにおすすめ!
「Wawalag」のtetore(テトレ)は高齢者の方や、骨折や麻痺などのリハビリ用に開発されたハンドグリップです。
ドーナツ型と指穴型が入っていて、どちらかに飽きてももう一方で握力トレーニングができます!
また、シリコン素材なので指を挟んで怪我をするリスクがなく、水洗いしやすいため介護やリハビリテーションに使用したい方におすすめです!
おすすめポイント
- 収納ポーチが付いてくる
- 3種類の強度から選べる
- 見た目がゴツくないので使いやすい
がっかりポイント
- 側面のギザギザが痛くて気になる
価格 | 1,580円 |
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負荷レベル | ソフト(約3kg) ミドル(約4kg) ハード(約5kg) |
負荷調整の有無 | 無 |
グリップの素材 | シリコン |
サイズ(縦×横) | 7.5×8(ドーナツ型) 7.5×9.5(指穴型) |
重量 | 170g |
2.ELZO
◆仕事や勉強のストレス発散に!
お手玉のような見た目をした「ELZO」のRYACO ボール。
見た目がシンプルなので、オフィスやカフェなどで使用しても目立ちません。仕事や勉強の合間のストレス発散は、その後の集中力アップにも効果的です。
また、コンパクトで持ち運びにも最適なので、カバンに常に入れておきましょう!
おすすめポイント
- 匂いはなく、手触りがいい
- 落ち着いた色合いで使いやすい
がっかりポイント
- 男性にとって小さく感じる
- 本格的な握力トレーニングはできない
価格 | 1,199円 |
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負荷レベル | ソフト ハード |
負荷調整の有無 | 無 |
グリップの素材 | TPRソフトラバー |
サイズ(縦×横) | 5.8×5.8cm |
重量 | 250g |
3.SpaceRail
◆握力を最強にしたい方はこちら!
「SpaceRail」のハンドグリッパーは3本のスプリングを用いて、22~150kgまで負荷調節可能!
グリップ部分には「チェッカリング」という滑りにくい特殊加工されており、集中してトレーニングできるように工夫されています。
しかし、サイズが大きく収納に場所を取ったり、使用するタイミングや場所が限られてくるので、使い勝手は悪いです。
握力や前腕をとことん鍛えて、強くなりたいというストイックな方におすすめのハンドグリップです。
おすすめポイント
- デザインが特殊でいろんな持ち方ができる
- グリップに滑り止め加工がある
がっかりポイント
- 数字が書かれていないので分かりづらい
- 強度調整時にスプリングがハマりづらい
価格 | 2,380円 |
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負荷レベル | 22~150kg |
負荷調整の有無 | 有 |
グリップの素材 | アルミ |
サイズ(縦×横) | 30×22cm |
重量 | 1170g |
ハンドグリップで鍛えられる3つの握力
実は「握力」には3種類あると知っていますか?
ハンドグリップでトレーニングを行う前に、鍛えられる力の構造を知っておきましょう。
1.クラッシュ力
クラッシュ力とは「握りつぶす力」のこと。
学校のスポーツテストで行なっている握力測定では、このクラッシュ力を測定しています。
ちなみに日本人の男性の平均は約47キロで、女性は約28キロです。
◆りんごを潰す握力は80キロ!
りんごを潰すためには80キロの握力が必要です。もちろん、りんごの硬さや潰すコツ次第で必要な握力は変わってきますが、一つの目安として考えてください。
【関連記事】りんごを潰す握力について詳しく解説!
【関連記事】握力の平均値はどれくらい?
2.ピンチ力
ピンチ力とは指先の力を使って「つまむ力」のこと。
野球・バスケ・ハンドボールなどのボールを投げる動作が多いスポーツでは、ピンチ力がとても重要です。
ピンチ力を鍛えれば最後までボールに力を伝えられるので、今より高いパフォーマンスを実現できます。
ハンドトレーナーの方が指先にフォーカスして、鍛えられるのでおすすめですよ。
3.ホールド力
ホールド力とは「掴んだものを保っておく力」のこと。
デッドリフトをはじめパワークリーンやダンベルメニューで重りをしっかりと掴んでおくためには、ホールド力が重要になります。
ホールド力が足りていないと効率よく筋トレを行うことができません。
他の筋肉を鍛えるためにも必要な力なので、しっかりと鍛えましょう!
ハンドグリップの効果的な使い方&前腕の鍛え方
ここからは、ハンドグリップの効果的な使い方を詳しく解説していきます。
1.初心者におすすめの使い方
握力(クラッシュ力)を強くする上で重要なのが、筋肉を限界まで追い込むこと。
握力が弱い人は、軽いハンドグリップで「30回を3セットの1日90回」を行うと効果的です。
効果を上げるコツは以下の2つ。
- 細かく早く動かすのではなく指を動かせる範囲で大きく動かす
- スピードはゆっくり一定のスピードで行う
握力が強くなってきたら、徐々にハンドグリップの負荷を上げていきましょう。
2.前腕を太くする使い方
前腕を太くしたい場合、毎日10回をギリギリできる負荷で10回3セット取り組むのがおすすめ。
3セット目が終わる頃には「もう握れない...」という状態になるまで出し切ることがポイントです。
前腕を太くするためには、できる限り高い負荷に設定して、少ない回数でもいいので追い込むようにしましょう。
3.ホールド力を高める使い方
ホールド力を高めるためには、ハンドグリップを握り込んでゆっくり開いていく動作を繰り返します。
トレーニングのためのトレーニングとなりますが、非常に重要なことなので実践してみてくださいね!
◆ネガティブトレーニングとは?
ネガティブトレーニングとは筋肉が伸ばされながら力を発揮する性質を利用したトレーニング方法です。伸ばされながら筋力を発揮する方が強い力を発揮するため、筋肉により負荷がかかり効果的ですよ。
まとめ
今回はハンドグリップの選び方をはじめ、おすすめの商品を紹介してきました。
スポーツをやっている人は握力を鍛えることで、今の競技レベルを効果的に上げていくことができます。
また、筋トレやスポーツに限らず、日常生活の基礎的な体力としても握力や前腕を鍛えておくことはとても重要です。
この記事を参考にぜひハンドグリップを購入してみてくださいね!
▼今回紹介したハンドグリップ▼
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