EMS腹筋ベルトは本当に効果があるのか?痩せることはできる?健康管理士が解説!

EMS腹筋ベルトは効果なし?痩せることができるのか科学的根拠から徹底解説

2025/03/24

低周波の電気で腹筋を鍛えられる「EMS腹筋ベルト」。

ただ、「気になるけど、効果ってどうなの?」「効果ないんじゃないの?」という方も多いです。この記事では、EMS腹筋ベルトの効果とエビデンス、そして使用するメリットデメリットを紹介。

筋トレの時間が取れない人や激しいトレーニングが苦手な人でも、効果的に腹筋を引き締められるEMS腹筋ベルトについて徹底解説するので参考にしてくださいね!

EMS腹筋ベルトとは?

EMS腹筋ベルトの選び方

EMS腹筋ベルトはお腹やその他身体の部位に貼り付け、電気刺激によって自動的に筋肉を動かして鍛えるトレーニング器具

筋肉は脳から発せられる電気信号で司令を受けていますが、EMS腹筋ベルトは電気信号を外部から与えることで筋肉を収縮させ、筋力トレーニングと同じような効果を得られるという仕組みです。

ダイエット機器として流行る前は医療機器としての歴史も長く、研究成果の蓄積によって最近のEMSは性能も格段に良くなっていますよ。

EMS腹筋ベルトは効果があるの?

EMS腹筋ベルトについては、「本当に効果があるの?」という疑問も多いですよね。

結論から言うと、筋力・筋肥大への影響には効果があります

下記の研究では筋力トレーニングがない人や肥満者、そしてスポーツをしている人でも効果があると証明されていますよ。

効果が示されている研究①(2004年の研究)

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2004年の研究によれば、EMSを上腕三頭筋に8週間使用した運動していない方は、最大筋力が30%増加し、筋持久力が38〜54%改善するという高い効果が示されました。

一方で、通常のウェイトトレーニングと比較して、EMSは筋損傷(CPK値上昇)をより引き起こしやすいことも判明。効果と同時に適切な強度設定の重要性が指摘されています。

参考:電気刺激による筋力増強と筋損傷の評価
効果が示されている研究②(2024年の研究)

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2024年1月に発表された研究では、肥満若年女性に対する12週間の全身電気筋刺激(WB-EMS)プログラムにより、顕著な健康改善効果が示されました。

週2回の20分間セッションで、体重・BMI・体脂肪の減少、骨格筋量の増加といった体組成の改善に加え、身体パフォーマンスの向上が確認。この研究は、従来の運動が困難な人々にとってWB-EMSが効果的な代替訓練法となる可能性を示しています。

参考:The Effect of Whole-Body Electromyostimulation Program on Physical Performance and Selected Cardiometabolic Markers in Obese Young Females

ただし、運動せずに脂肪燃焼して痩せることは根拠としてありません
参考:Effects of neuromuscular electrical stimulation training on muscle size in collegiate track and field athletes

通常の筋トレやHIITのような全身運動ではなく、消費カロリーは圧倒的に少ないので体脂肪を燃やす効果はほとんどないです。

以下ではEMS腹筋ベルトのおすすめ商品を厳選して紹介。
効果を理解した上で、ご自分のニーズに合ったEMS腹筋ベルトを選んで下さいね!

EMS腹筋ベルトの使う3つのメリットとは?

EMS腹筋ベルトは本当に効果があるのか?痩せることはできる?健康管理士が解説!

EMS腹筋ベルトのメリットについて、簡単にまとめておきます。

以下のポイントを魅力的に感じるなら、EMS腹筋ベルトを試す価値がありますよ。

1.トレーニング以外のことをしながら筋肉を刺激できる

EMS腹筋ベルトの最大のメリットは、筋トレの時間を取らなくても鍛えられること

  • 家でテレビを見ているとき
  • デスクワークをしているとき
  • 家事の最中

でも腹筋を鍛えられるので、忙しくて筋トレの時間が取れない方におすすめです!

2.とにかく楽だから続けやすい

EMS腹筋ベルトは装着してスイッチを入れるだけで自動的にトレーニングをしてくれるので、続けやすいのもメリットです。

イマイチ筋トレする気が起きない日でも、EMSのスイッチを入れるだけなら簡単ですよね。

ただしEMSのレベルを強くすると、腹筋に非常に強い刺激が入り翌日の筋肉痛も大きいため、しっかり後日のケアが必要なことを覚えておいてください!

3.怪我をする可能性が低い

ダンベルやバーベルを使ったウェイトトレーニングでは、関節に負荷がかかり怪我につながる場合もあります。

EMS腹筋ベルトではこうした怪我のリスクが低く、安全に筋肉を鍛えられるのも大きなメリットですね。

ただしパットの装着が甘いと一箇所に電流が集中してしまい、やけどやただれなどの危険性はあるので十分注意して下さい。

EMS腹筋ベルトを使うと起こる3つのデメリットとは?

安すぎる腹筋ベルトは避ける

以下のデメリットを理解したうえで、自分にEMSが合っているのかよく考えてみましょう!

1.大きな体型の変化は見込めない

EMS腹筋ベルトは一部の筋肉を集中的に鍛えるだけで、体脂肪を燃やす効果はほとんどありません

既に体脂肪がかなり多い人の場合、EMSの効果も薄れる場合があるので、まずは体脂肪を減らすための食事管理などの努力が必要です。

腹筋が割りたい人は体脂肪15%以下を目指しましょう!

2.肌がかぶれる場合がある

EMS腹筋ベルトはジェルシートによって肌に密着するため、肌荒れなどが生じる可能性があります。

ジェルシートは人体に無害なものですが、敏感肌の方は注意しましょう。

少し肌に合わないと感じる場合は、使用頻度を減らすなどの対応も必要です。

3.ジェルシートなど消耗部品の交換が必要

EMS腹筋ベルト自体は一度買えば長く使えるものですが、肌に貼り付けるためのジェルシートは交換が必要です。

おおよそ1ヶ月ごとに交換が必要で、劣化したシートを使い続けると火傷の恐れもあります。

ジェルシートは1セット1,000円程度で高いものではないですが、毎月の出費として予め計画しておきましょう。

EMS腹筋ベルトを使うとおすすめな人とは?

EMS腹筋ベルトは本当に効果があるのか?痩せることはできる?健康管理士が解説!

ここまでのEMS腹筋ベルトのメリットとデメリットを踏まえて、EMS腹筋ベルトを使うとおすすめな人は以下です。

EMS腹筋ベルトがおすすめな人
  • 仕事が忙しく時間が確保できない方
  • 筋トレや運動がどうしても苦手な方
  • 体脂肪の少ない痩せ型の方
  • デスクワークの時間が長い方
  • テレビや読書の時間が長い方

上記に当てはまらない人の場合はEMSベルトの効果を発揮できない可能性があるので、注意して購入を検討してください。

以下ではEMS腹筋ベルトのおすすめ商品を厳選して紹介しています。

それぞれの特徴も紹介していますので、ご自分のニーズに合ったEMS腹筋ベルトを選んで下さいね!

EMS腹筋ベルトはいつまで使うと効果が出る?

EMS腹筋ベルトは、週3~5回・1回20分程度の使用を8~12週間ほど継続すると筋力向上や腹囲の引き締めなどの効果を感じやすいとされています。

毎日使う必要はありませんが、休息日を設けつつ定期的に刺激を与えることが大切です。

早く下腹やぽっこりお腹を凹ませたいを目指す場合は、食事管理や有酸素運動とあわせて行うのが効果的

下記の記事も参考に3カ月を目安に取り組み、無理なく続けてみましょう。

実感には個人差がありますが、諦めずに継続することがポイントですよ。

運動しないでEMS腹筋ベルトを使うだけで痩せますか?

残念ながら腹筋ベルトだけで痩せるということはありません。

腹筋ベルトには直接的に脂肪を燃焼させたり、痩せさせるような効果はないので、日頃の食事や運動習慣を見直すのが大切です。

痩せるためには、有酸素運動や筋トレ、食事のコントロールを意識しましょう。

EMS腹筋ベルトでシックスパックを作ることはできますか?

シックスパックを作る手助けにはなります。

ただし、EMS腹筋ベルトだけでシックスパックは作れません

シックスパックを作るためには、腹筋を鍛えるだけでなく、適度に脂肪を落とす必要があります。筋トレと食事管理を徹底し、体脂肪を落とすことが大事です。

しかし、「普段は仕事や家事で忙しく、筋トレや運動の時間が取れない...」という時に腹筋ベルトを活用することで、シックスパックを作る手助けはしてくれますよ

まとめ:EMS腹筋ベルトの特徴を理解して理想のボディに近づこう!

最新の技術を駆使したEMS腹筋ベルトの効果について紹介してきました。

イメージだけで「効果ない!」と断ずる意見も多いですが、実際に使ってみるとその刺激に驚く筋トレ機器

筋トレの時間が取れない方は、EMS腹筋ベルトで最先端のトレーニングを体験してみて下さい!

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