林：皆さん、こんばんは。

楢﨑： こんばんは。

林： 本日はuFitでの初めてのライブ配信になります。よろしくお願いします。今日は楢﨑智亜選手の練習場にお邪魔しています。いろいろとお話を伺えればと思います。すでに100名以上の方に見ていただいているようで、あ、200人も！ 楢﨑さん、やっぱり凄いですね！今回の企画名は「uFit プロの休息」。トッププロがどのように身体を休めているかということを深掘りしていく企画です。今日はなんでも聞かせてください。

楢﨑： はい！なんでも答えます。

林： 普段からお会いする機会も多いので、突っ込んだ質問なども交えてお聞きしていきます。視聴者の皆さんからもコメントをいただければ、できる限り拾っていきたいと思います。 さて、早速ですが、普段のケアについてお聞きします。意識されていること、実際に取り組んでいることを教えていただけますか？

楢﨑： 僕は週に1〜2回は専門の方に身体を見てもらっています。整体師の方や鍼の先生など、疲労度合いに応じてお願いをする方を変えています。それ以外では、フォームローラーやマッサージガンを使ってウォーミングアップやクールダウンをしたり、家では寝る前にストレッチなどのケアをするのが習慣です。

林： 一番時間を使っているケアはなんでしょうか？

楢﨑： クライミングの場合は、脇から広背筋にかけてとか、腰のあたりまでの疲労が特に強いので、そのあたりをフォームローラーでケアをしたり、マッサージガン（uFit RELEASER Pro）で局所的にやったりすることが多いですね。

林： クライミングは全身使うイメージがあるのですが、下半身とかも使いますか？

楢﨑：下半身もローラーなどでいろいろやりますが、僕の場合は背中全体の疲労感が大きいので、そこを重点的にケアしてから寝るという感じですね。

林： ストレッチとかをしないで寝てしまう日はありますか？「あ、寝てしまった！」（笑）っというときはあります？

楢﨑： ストレッチをしないで寝る日はほぼないです。正直なところ、ストレッチをしていてもしていなくても、毎日筋肉痛なんですよ。でもその筋肉痛の疲れ度合いは違いますね。

林： 僕のまわりのウェイトリフティングをしている人からは「トレーニングに慣れていて筋肉痛にならない」と聞くことがあるのですが、そんなことはないのですか？

楢﨑： 僕の場合はそういうことはないですね。もしかしたら他のスポーツだと同じ動作の繰り返しが多いですが、クライミングは日によっていろんな動きがありますし、1日の中でもかなり多様な筋肉を使うので、独自の疲労感もあったりするからかもしれません。

林：筋肉痛がない状態を想像できますか？

楢﨑： 今年の7月に指を痛めて10日〜2週間くらい休んでいたのでですが、そのときは毎日元気でフレッシュでした（笑）！すごく気持ちよかったです。

林：海外遠征も多いし、大会だと荷物も多いと思いますが、ケアグッズは何を持っていかれますか？

楢﨑： 実際に持っていくのは、まず折りたたみのヨガマット。あとはフォームローラー、マッサージガン（uFit RELEASER）、チューブ類ですね。足に巻くものとか、背中を温めたりストレッチをしたりする長めのものとか。TRXも持っていきます。指を鍛えるためにぶら下がる器具があるのですが、その携帯できるタイプも持っていきます。これらはマストアイテムですね。

林：現地のホテルや練習環境って、行く場所によって全然違いますもんね。それに影響を受けないように、自分で持っていけるものは全部持っていくという感じですか？

楢﨑： そうです！大会前のアップは本当に環境によって何ができるかわからないので、部屋でできる種目を自分の中で用意して、それを毎回行います。

林：今まで行かれた大会で、「この環境は最悪だった」というのはありますか？（笑）

楢﨑： 「この環境は最悪だった？」（笑）ああ、でも僕はいつも部屋でウォーミングアップをしてから会場に行くのですが、部屋が狭すぎてストレッチをするスペースもなくて。あれはきつかったですね。だから廊下でアップしていました（笑）。

林：寝る前に決まってやることはありますか？

楢﨑： フォームローラーでコロコロすることが多いです。脇から前鋸筋あたりをほぐして、股関節周りのストレッチをしてから寝ます。

林：ちなみに時間や回数はどれくらいですか？

楢﨑： 15分くらいじゃないかな。でも、疲れ具合によりますね。右はそんなに張っていないけど左は張っているとかなら左を入念にやります。やっているうちに「あれ？脇だと思ったら三頭筋が張っていた」みたいなこともあるので、そこをやってみたり。身体と相談しながらですね。

林：私もそうですし、一般の人は10回とか20回って回数を決めて行うことが多いと思うのですが、身体と対話しているんですね。

楢﨑： そうですね。ウォーミングアップでも「今日は右足の安定感が低いから回数を増やそう」とか、そういうふうに変えたりします。

林：反省しています（笑）。ジムに行っても「今日は10回！」って決めていますからね。

楢﨑： トレーニングは回数が決まっていたほうが頑張れるというのはありますけどね！でも身体は左右均等に使えるわけじゃないので、身体と相談しながらやったほうがいいとは思います。

林：一般の方でも「これはおすすめ！」というケアはありますか？

楢﨑： みんなが真似しやすいのは棒を使ったストレッチですね。肩を回したりひねったり。突っ張り棒でもいいんですが、肩甲骨まわりを意識して動かすとすごく軽くなります。自分でも「こんなに固まっていたんだ」と気がつきます。

林：普段デスクワークの人って同じ姿勢ばかりですからね。やっぱり肩まわりを動かすのは大事ですよね。

林：「アイシングはしていますか？」という質問がきています！

楢﨑： アイシングは、僕は指とか肘くらいまではしますね。指を酷使したときとかは結構冷やします。練習直後や家が近いので帰ってからやることもあります。クライマーは指や手首、肘の炎症が多いので、冷やすと指のこわばり感が少し消えるんです。

林：どのようにされるのですか？

楢﨑： 桶みたいなものに水を張って、氷を入れて、そこに手をざばっと入れて冷やして。出してまた冷やして…ということを繰り返します。そのあとに少し動かすと血流が良くなります。

林：マッサージガンはどの筋肉によく使いますか？

楢﨑： 僕は胸の上部、鎖骨の下あたりによく使います。クライミングで張りやすいので、そこをほぐすと腕まわりが楽になります。あと足の側面で、ここをほぐすと足が軽くなりますね。

楢﨑： 前腕は当てながら(手首を動かして）筋肉を伸び縮みさせると、緩むのが早い感じがします。

林：ありがとうございます。それから、実は今日来る前に社内で「楢﨑さんって本当に使っているの？」って聞いて来いと言われて（笑）。

楢﨑： （笑）いや、本当に使っていますよ！それこそワールドカップの vlog を撮っているときにも映っていると思います。実際に遠征にも持っていっていますし。プロテインもほぼ毎日飲んでいます。抹茶味を毎日飲んでいますよ。

林：それを(この場で)聞けて良かったです（笑）それではあとはどうぞお一人で（笑）

楢﨑： いやいや！（笑）

林：「アップダウンの決まったルーティンはありますか？」とコメントいただいています。

楢﨑： だいたいは決まっています。肩甲骨や股関節を動的ストレッチで温めて、スクワットやデッドリフトなど下半身、そのあと懸垂やラットプルなど上半身。最後に片足立ちなどバランス系で身体の安定感を上げてから登ります。昔は重いものを上げてテンションを上げてから登ったりもしていたんですが、今は最後に落ち着かせてコントロール感を高めてから登るようにしています。

林：「マッサージガンをMaxの強さで使うことはありますか？」というコメントも届いています！

楢﨑： 僕はほぼ使わないですね。弱いモードで使うことが多いです。

林：メーカーとしてもリラックスやケア目的なら弱い強さで表面をなぞるように使うのを推奨しています。ウォーミングアップのときは少し強めでもいいのですが、長時間同じ場所に当て続けるのは逆効果になったりすることもあるので。

林：uFitのお気に入りポイントはありますか？

楢﨑： プロテインはまず味がおいしい。あと商品自体(RELESER)がシンプルで高級感があって、使いやすいところですね。

林：ありがとうございます。アタッチメントはどれを使いますか？本音でお願いします！

楢﨑： 本音でいいんですか（笑）？本音で言うと僕は、ほぼ丸いもの(球型)を使っていますね。前腕とか足の裏とか膝の裏みたいに局所的に張っているところには小さいものを使いますが、基本は丸いアタッチメントで撫でるように使っています。

林：そうしましたら…ごめんなさい、質問もたくさんいただいているのですが、時間になってしまいました。全然関係ないのですが、台湾からご覧いただいている方がいらっしゃるみたいですよ。

楢﨑： 台湾、行ってみたいなとは思っています。いつか行きたいなと。大会は今のところないのですが、カメラが好きなんで、台湾を撮りにいきたいです。

林："サクラ"みたいなコメントもいただいていまして（笑）。「uFit RELESERの使い方をYouTubeに出してください」って（笑）。私たちとしても出してほしいなと思っています！

楢﨑： 分かりました！（笑）

林：「イギリスにも来てください」ってコメントも来ています！

楢﨑： 行きます！（笑）いろいろ行きます！（笑）

林：今日はもう本当にお時間になってしまったので、いただいている質問すべてにはお答えできず、申し訳ありません。本日はご視聴ありがとうございました！また次回お会いしましょう！