

競技を支える日常のケア

私は運動というより、動くのが好きなタイプなんですよね。いい意味でも悪い意味でも落ち着きがないんです。電車で音楽を聴いていても、知らない間に手が動いちゃってるみたいな(笑)。
エアロビックは様々な競技の融合なので、体操の倒立やアクロバットな練習もしますし、バレエのように軸を取ったり、柔軟をしたりすることも必要です。ジャンプも多いので、跳躍力を高めるトレーニングもしますし、表現の練習もします。それをうまく組み合わせながら練習しているのが今の現状です。

ケアは、持ち運べるものを中心に使っています。ストレッチボールや、uFitの商品(RELEASERシリーズ)はよく使っています。特に、足裏のケアは重点的にしています。練習前は30〜40分かけて、足の指一本一本からストレッチをして、180度以上開くためにパイプ椅子を使ったりもします。練習後はクールダウンの大切さを感じているので、移動中でも手軽にできるケアは意識しています。
あとはお風呂の時間を大切にしています。お風呂に入りながら「今日よかったことを十個あげる」っていうのをやっていて、信号が青だったとか、お米がうまく炊けたとか、本当に何でもいいんです。無理やりでも十個出すと、気持ちがリセットされて、眠りにも入りやすくなる気がしています。
エアロビックという競技の可能性

私はエアロビックを広めたいという思いがあり、それが活動している理由の一つです。エアロビックは国際大会では体操種目ですが、元々はエクササイズからきているので、ガッツリ競技じゃなくても、崩していけば老若男女の方が楽しめるフィットネスとしての魅力もすごくあると思っています。
競技としても、個人もあれば団体もあって、いろんな選択肢があるんですよ。だから割と長く続けられる競技かなと思いながら、私自身も選手をやっています。学校に呼んでいただいて踊ったり、運動会のダンスの一つとしてエアロビックをやったり、椅子に座ってできるエアロビックや、デスクワークの合間にできるフィットネスとして取り入れたり。いろんな形にできるので、私は可能性があるスポーツだと思っています。

私は怪我が多くて、アキレス腱断裂や椎間板のトラブルも経験してきました。そのたびに、ケア不足や休めていなかったことに気づかされてきました。失敗して学んできたからこそ、今こうして選手を続けられているんだと思っています。
上田選手にとって休息とは

休息って聞かれたときに、私の中では一言で言うと「動くためにあえて止まる時間」かなと思います。この“あえて”がすごく大事で、体が止まっていても、頭は全然休まっていないことって多いと思うんですよ。アスリートじゃなくても、仕事や育児をしている方も、常にタスクを考えているじゃないですか。
だから私は、あえてスマホを機内モードにする時間を作ります。三時間とかだけでも、通知を全部切って、決済もできない状態にして、切符で電車に乗ったり、マップが見れないから街の人に聞いたり。あえてそういう不便なことをすることで、人の温かさに触れたり、普段気づけない景色に気づいたりする。それが心の休息につながるかなって思っています。
選手愛用アイテム

撮影の合間の一コマ

