

コンディショニングとトレーニング

学生のころは身体のケアについてはあまり気にしていませんでした。「寝れば治る」と思っていたし、もともとあまり長く寝られるタイプでもなくて、2〜3時間で起きてしまうこともありました。プロになってからは、「ちゃんと自分の体を理解しないと」と感じるようになっていきましたね。大きなケガをしたことがないのは本当にありがたいことなんですけど、それでも予防のためのケアはすごく意識しています。
ストレッチは自然と習慣になっています。家にはケアグッズを置いていて、それを使って体を動かしたりします。トレーニングも好きで、バスケットのためでもあるし、単純に自分の体の使い方をよくしたいという思いがあります。最近は「初動負荷トレーニング」という可動域を広げるトレーニングに通っていて、始めてから約1か月半になります。新しい動きを覚えるのが楽しく、自分の体の変化を少しずつ実感しています。

知り合いが通っていたのをきっかけに興味を持って、体が硬い自分でも少しずつ動けるようになりたいなと思って始めました。広がった可動域をしっかり支えるための筋力もつけていかないといけないので、トレーナーさんと相談しながらバランスをとるようにしています。
自分の体は自分が一番分かっていないといけないと思っています。全部をトレーナーさん任せにするのではなく、まず自分でストレッチやケアをして、それでもダメなときにお願いする。プロとしてはそれが普通だと思います。最初は私も全然できていなかったけれど、今は練習中から「今日はここが張ってるな」と気づけるようになりました。そういう積み重ねが、ケガを防ぐ一番の方法だと思います。
海外経験と環境の違い

ドイツでプレーしていたとき、日本との環境の違いには驚きました。
向こうではトレーナーさんも少なく、ケアといっても軽く流すだけ。ちょっと触って終わり、みたいな感じで。なので当時は自分のできる範囲でセルフケアをしていました。
それに比べて、日本の環境は本当に整っています。私たちのチームには、ストレングスコーチが2人、ケア担当が3人ほどいて、高酸素室などの設備もあります。トレーニングやリカバリーをするには最高の環境です。
ただ、サポートが万全だからこそ、甘えすぎてはいけないと思っています。どんなに環境が整っていても、結局最後に体を動かすのは自分自身。自分の体を理解して、自分で動ける選手でありたいと思っています。

海外では、移動中にポテトチップスを食べて、そのまま試合に出る選手もいました。本当にそんな感じなんです(笑)。日本のように細かいケアの文化がないので、ケガをしても「まあ仕方ないか」で済ませる選手も多かった。そういう環境を経験したからこそ、日本のサポート体制やケア意識の高さを改めて実感しましたし、自分の体と向き合うことの大切さを強く感じました。
将来的には、そうした経験を活かして、沖縄の子や、日本の子ども達にも海外に挑戦できるようなチャンスをつくれたらと思っています。
安間志織選手にとって「休息」とは

私にとっての「休息」は、ただ休む時間ではなく、「次の動きへの準備」の時間です。
次の日がだるいとか、やる気が出ないのが一番嫌なんです。だからオフの日もできるだけリズムを崩さないようにしています。夜更かしはしないし、睡眠時間もなるべく確保する。朝起きてスッキリしている状態でいたいんです。
オフの日は、出かけるときは思いきり外に出ます。一日中アクティブに動く日もあります。でも出かけない日は、家の掃除をしたり、少し散歩をしたり。家にずっといるとリズムが崩れるので、どんな日でも体と気持ちを切り替えるようにしています。
体も心も整えて、次の日をちゃんと迎えられるようにする。それが私にとっての休息です。
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