

ケガをきっかけに変わった「ケア」の意識

本格的なケアをやり出したのは、プロ2年目くらいのときです。それまでもストレッチなど基本的なことを行っていましたが、その頃に肉離れをしてしまって、1か月くらい離脱したのがきっかけでした。それまではあんまりケガもなくて、「これだけやってもケガしないな」って思っていたくらいだったので、初めての経験でした。やっぱりプロに入ってからは強度も全然違い、ケガをして初めてケアの大切さに気づきました。

練習後はトレーナーの方に見てもらい、家に帰ったら風呂に入って、寝る前までの時間にストレッチしたり体をほぐしたりしています。足を圧迫して血流を促す機械やマッサージガン(uFit RELEASER Pro)を使って日々の疲れをその日のうちに取りきるイメージで、蓄積させないようにしています。
家長さんをはじめ、チームのベテラン選手が本当にストイックで、自分もそれを見てきたので自然と練習もケアもしっかりとやるのが当たり前になっていきました。フロンターレの選手はみんなそういう意識が高くて、若手もその文化に染まっていく感じがあります。
苦しんだ1年目が教えてくれたこと

1年目の頃は、失点に絡んでしまったり、チームとして三連覇がかかっていたりして、すごくプレッシャーを感じていました。「早くシーズンが終わってほしい」と思うくらい苦しかったです。でも、そういう中でも試合に出し続けてくれた監督や、支えてくれた先輩たちには本当に感謝しています。あの経験があったからこそ、今は切り替えができるようになったし、メンタルも強くなったと思います。

試合前日は、寝る前に瞑想をして過ごすこともあります。完全に考えを止めるのは自分には難しいのですが、なるべく頭を整理して眠るようにしています。自分のポジションは一瞬の判断が命取りになるので、常に予測して、集中力を切らさないようにしなければなりません。体の疲れもありますが、頭を使う疲れのほうが大きいかもしれません。
考えすぎてしまうタイプなので、オフの日はゴルフに行ったり、人と話したりして気持ちをリセットします。じっとしていると逆にマイナス思考になってしまうので、体を動かすほうが自分には合っていますね。
佐々木選手にとって「休息」とは

自分にとっての休息は、「試合から逆算して考える時間」です。
休んでるけど、どこかで試合のことを考えている。
ゴルフもリカバリーを兼ねてやっていて、体を軽く動かすことで次の試合に向けた準備にもなっています。
完全に何もしないよりも、動きながら心身を整えるほうが自分には合っている。試合のために、明日のためにどう休むかを考える――それが、自分にとっての休息です。
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