【対談企画⑴】日本バスケ界の貴公子！五十嵐圭選手がバスケを始めたきっかけとは⁉︎

五十嵐圭選手はこれまでプロバスケットボール選手として日本のバスケットボール界を引っ張ってきたレジェンド。

メディアやファンの間では「バスケの貴公子」の愛称で親しまれ、端正な容姿とスピード力を活かした華のあるプレーでたくさんの人々を魅了してきました。

そんな五十嵐選手は42歳となる現在も、いまだにプロバスケットボールの第一線で活躍されています。

今回は五十嵐圭選手に「バスケを始めたきっかけとは⁉︎」というテーマで、これまでの競技人生や強さの秘訣を、uFit代表である林ケイスケがインタビュー形式で深掘りしていきます。

他メディアでは決して話さない、五十嵐圭選手の意外なエピソードも盛りだくさんでお届けします！

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五十嵐圭がバスケを初めたきっかけとは？

林：五十嵐選手がバスケを始めたのはどんなきっかけですか？

五十嵐：通っていたのが地域では大きな小学校だったので、四年生くらいから部活動に所属をするというような形だったんです。その時に、陸上部に所属をしていたんですけど、小学五年生くらいのとき冬場の陸上の試合だったり大会というものがあまりなかった時期に「ちょっとバスケットボール部の人数少ないからちょっと手伝ってくれないか、その時期だけ一緒にやってくれないか」という風に言われてやり始めたのが最初のきっかけですね。

林：中学で陸上ではなく、バスケ部に入られたのはなぜですか？

五十嵐：地域の中で選抜チームみたいなのを組んでいて、練習が自分の小学校であったんです。そこで違う小学校の一つ上の代の先輩にすごく憧れていて、中学校に入って陸上部に所属するかバスケットボール部に所属するか迷っていた時に、その当時憧れていた先輩から「よかったらバスケットボール部入らないか」と声をかけて頂いたのが決め手になりましした。もうそこからバスケットボール一本で、という風になったので本格的に始めたのは中学校からになりますね。

林：ミニバスではそこまで本気で練習してはなかったってことですか？

五十嵐：そうですね。今思えばその頃からもっと基本的なことたくさん練習しておけば良かったなという後悔はしてますけど、ただ色々なきっかけがあってやれるようになったって感じです。

五十嵐圭が中学時代にやっておいて良かった練習

林：子供時代に五十嵐選手が取り組んでいた、今でも役に立っている練習がもしあれば教えてください。

五十嵐：当時の自分はバスケットボールやり始めたばかりの一年生の頃とかはベンチにも入れなかったような状況で、体育館も広くなかったのでステージ上でドリブルとかパスとかを練習していました。当時はステージからコートでやっている先輩を見てあっちの方が楽しそうだなとか思ってましたけど、今振り返るとそういった基本的なことをやっていたのが良かったのかなと思います。中学校が田舎の方にあったので、中学校の周りの田んぼを外周したりだとか。ボールに触れるような練習はあまりやらなかったんですけど、体力がなかった時期なので、基本的な体力を付けていました。

トップアスリートになれたターニングポイントは？

林：トップアスリートになるまでの間でターニングポイントとはどんな瞬間でしたか？

五十嵐：自分の中ではやはり、人との出会いですかね。中学一年生の頃はベンチにも入れなくて、二年生の頃もベンチには入ったんですけど試合の最後に少し出るとか、三年生になった時は一応スタメンで試合には出てたんですけど、新潟県内の中でも県大会に出るのがやっとで一回戦負けっていう状況だったので。まあその中でもチームメイトだったりとか、その時自分を試合に使ってくれたコーチだったり監督だったり、そういう人たちのおかげで今の自分があるのかなと思っています。

バスケの名門「北陸高校」に進学したきっかけ

林：五十嵐選手の母校でもあるバスケの名門北陸高校に進学したきっかけはなんでしたか？

五十嵐：基本的には今と同じで、やはり全国大会に出てる選手であったり、そういう大会でも活躍してる選手が何人か僕の世代にもいました。最初入るきっかけっていうのが、先ほども話をした小学校から憧れていた先輩と、同じ中学の三つ上の先輩がたまたまその北陸高校に進んでいたんですね。自分が新潟県出身ということもあって、北信越だと福井県の北陸高校が全国的に見てもやはり名門というところだったのと、同じ中学校の先輩がそこに行っていた、特に一つ上の憧れていた先輩がそこに行っていたという影響がすごく大きかったですね。

林：ものすごく強いチームにいくにあたって、不安とかはなかったんですか？

五十嵐：すごいありましたけど、自分自身のレベルが通用するかどうかというよりはとにかく中学校に入って、本格的にバスケットボールやり始めてどんどんバスケットにのめり込んでいって、その時に漠然とどうせやるんであれば強いところ、名門といわれるところでやってみたいと思いました。

特に地元の高校とか、新潟県内の高校とかから推薦とか声をかけてもらえるような選手ではなかったんですけど、中学校の夏の大会が終わった後に先輩伝いで、ちょうど隣の件の富山県で北信越の試合があって北陸高校が来てると聞いて、その時に見に行かせて頂いたんです。

改めてやっぱ全然違うなと思っていたところ、当時の北陸高校の監督が「どうせ夏休みなら何日か来てみて練習してみないか？」というのをその場で言われて、そのまま福井県にその先輩たちのバスで連れてってもらってその三日間経験させてもらって、レベル高くてすごいなという風には感じたんですけど、それ以上に楽しかったというか、こういうところでやってみたいなというのが頭の中で大きくなって、帰って両親に北陸高校生きたいという話をしたら「それだったら応援するよ」って言ってくれて。

夜は解放されている中学校や高校で地元のクラブチームの練習に参加させてもらって、自分のスキルを磨くようにはして、準備をしていくことにはなったんですけど。

五十嵐選手から進路に迷う子供たちへのメッセージ

林：今まさに進路で悩んでいる子供達がたくさんいると思うので、五十嵐さんなりのアドバイスをお願いします。

五十嵐：やっぱり自分自身とにかく、やってみたい挑戦してみたいという気持ちが強かったので、今思えばよく北陸高校行ったなと思いますし、両親以外ほとんど反対で、それ以外の中学校の担任の先生だったり、顧問の部活の先生だったり、周りの友達だったり誰一人賛成してなくて、でも自分としてはそこに行ってやってみようという気持ちにだったので。

もちろん家庭環境とかいろいろな状況あると思いますけど、自分がやってみたいと思ったのであればとにかく挑戦をしてもらいたいなという風には思います。

まとめ

今回は五十嵐選手に「バスケを始めたきっかけとは⁉︎」というテーマで競技人生の始まりや、強さの秘訣についてお話を聞いてきました。

トップアスリートになっても周囲への感謝や謙虚な姿勢を忘れない五十嵐選手の優れた人間性がよく分かる対談でしたね。

次回の対談では「五十嵐圭選手の武器やライバルについて」というテーマでお話を聞いていきます。