パリ五輪から次のステージへ。三井愛梨の「驚異の練習量」と「トップスイマーのケア習慣」

パリ五輪から次のステージへ。三井愛梨の「驚異の練習量」と「トップスイマーのケア習慣」

2025/06/13

プールの中で繰り広げられる、スピードと持久力の極限のスポーツである水泳。

5歳で水泳を始め、中学時代は全国中学校体育大会に3年連続出場、日本選手権優勝を経て、世界水泳選手権、パリオリンピックと世界の舞台を経験してきた三井愛梨選手。

驚異の練習量をこなす現役大学生スイマーに、水泳の魅力と奥深さ、徹底したケア術、そして次なる目標を語っていただきました。

水泳選手 三井愛梨

三井愛梨

水泳選手

2004年6月12日生まれ。法政大学在学中。2022年ジュニアパンパシフィック選手権200mバタフライ優勝、世界短水路選手権6位入賞。2023年日本選手権では200mバタフライで優勝し世界水泳選手権代表に選出。2024年パリオリンピック出場。持久力を活かした後半型スタイルが特徴。
Instagram:@airimitsui_official

▼インタビュー動画はこちらから!▼

二刀流の少女時代 水泳への専念を決めた決定打

二刀流の少女時代──水泳への専念を決めた決定打 三井愛梨

──水泳を始めたきっかけは何ですか?

三井 5歳の時に、体力づくりのために始めました。

──他にやっていたスポーツはありますか?

三井 小学4年生まで新体操もやっていました。

最初は新体操がメインでしたが、水泳で選手コースになり、全国大会にも出られるようになってからは、水泳を頑張りたいと思いシフトしました。

水泳と新体操を両立していた幼少期。

選手コースとなり、全国大会出場を機に本格的に水泳選手としての道を歩むことになったようです。

「ただ速く泳ぐ」だけではない 水泳競技の奥深さ

「ただ速く泳ぐ」だけではない──水泳競技の奥深さ 三井愛梨

──水泳の魅力はどのようなところにありますか?

三井 水泳は「プールで泳いで競い合ってタイムを出す」という単純な競技だと思います。

でも、単純だけど単純じゃなく、奥深さや難しさがあるところが、すごく楽しいです。

──具体的にどのあたりに難しさがありますか?

三井 距離によってペースがあったり、予選・決勝があったらその泳ぎ方など、意外と一筋縄ではいかないです。「ただ頑張れば速く泳げるわけでもない」というところが難しさかなと思います。

競技レベルが上がるにつれ、単なるスピードや力だけでなく、戦略や細かな調整が勝敗を分けるようになります。

水泳の競技としての奥深さが伝わってきます。

「考える水泳」の実践 トップスイマーの練習量と戦略

水泳の練習量 三井愛梨

──中学時代はポテンシャルで結果を残されていたのですか?

三井 そうですね。当時のコーチは実績を残されている方だったので、出されたメニューをとりあえず泳いで、試合になったら頑張ってみたいな、今ほどそんな頭を使って練習をしていなかったと思います。

──「頭を使う」というのはどういったことをするのですか?

三井 実際のレースでどうしたいかというのを想定します

それに何が必要かというのを自分で課題を見つけていきます。課題を改善するための意識や、色々なコンディション、自分が培ってきた中でどう泳ぐかなどを考えています。

──日々の練習量はどれくらいですか?

三井 水中の練習が週に9回と、ウエイトトレーニングを週に2回やっています。水中の練習1回の距離は5,000mぐらいです。

──日々の練習で心がけていることはありますか?

三井 先ほど言った頭を使ってるみたいなことです。自分でどこを強化したいかを頭に入れて泳いでます

週3日は水中練習を二部で行い、その日は合計1km以上泳ぐことになると言います。

驚異の練習量の中にも、ただ泳ぐのではなく何のために泳ぐのか、その目的意識が成長へと繋がっています。

プロフェッショナルのコンディショニング術 大舞台で勝つための身体管理

プロフェッショナルのコンディショニング術──大舞台で勝つための身体管理三井愛梨

──本番のプレッシャーの対処法はありますか?

三井 本当に自分との戦いだと思うので、練習を頑張ることで自信をつけるしかないと思っています。

大舞台の前とかは、些細なことでもメンタルが揺れたりするんですけど、ブレないように自信が持てるような行動を気をつけてます。

──コンディションの良し悪しを感じることはありますか?

三井 週の後半や、疲労が溜ってくると、コンディションがちょっと悪くなってきてるなと感じることはあります。

>プロフェッショナルのコンディショニング術──大舞台で勝つための身体管理三井愛梨

──大会に向けて調整を始める期間と気をつけていることはなんですか?

三井 調整は、大きな試合だと1週間前くらいから結構繊細な感じで、泳ぐ量もどんどん落ちていきます。

気をつけていることは、まずもちろん、怪我しないことです。他にも、感覚が繊細になってくると疲労感を感じるので、体のバランスを見ながら調整してます。また、食事もバランスのいい食事を摂るようにしたりなど、結構生活の色々なところに気をつけています。

──水泳ならではの怪我はありますか?

三井 私はあんまり怪我する方ではないんですけど、周りの選手だと肩を痛めたりする人が多いです。あとよく言われるのは、水泳選手は捻挫しやすいと言われます。

プロフェッショナルのコンディショニング術──大舞台で勝つための身体管理三井愛梨

──普段どんなケアをしていますか?

三井 ストレッチが一番大事だと思うので、ストレッチをするようにしてます。特に、肩回りを入念にやっています。

──uFit製品は何を使っていますか?

三井 持ち運ぶ時はuFit RELEASER Miniを使い、家では大きいuFit RELEASERでケアしています。

──どこの部位をケアしていますか?

三井 全身をストレッチ代わりみたいな感じで使っています。

一流のパフォーマンスは、見えないところでの努力から生まれます。

三井選手のケアへの意識の高さが、厳しいトレーニングを続ける基盤となっています。

五輪表彰台を目指す三井愛梨の挑戦

オリンピックへの挑戦 三井愛梨

──今後の目標を教えてください。

三井 次の一番大きな目標は、2028年のロサンゼルス五輪でメダルを獲得することです。

そこに向けてまずは1年1年新しいことに挑戦していきながら記録更新して、目標に向かっていければいいなと思っています。

──最後にファンの皆さんへ一言お願いします。

三井 いつも応援いただきありがとうございます。これからも頑張っていくので、引き続き応援よろしくお願いします。

まとめ

三井選手のインタビューからは、単に速く泳ぐだけではない水泳という競技の奥深さと、トップアスリートの圧倒的な練習量が見えました。

膨大な練習量を支えるのは、ストレッチやマッサージなどの日々のケア習慣です。地道な努力が、高いパフォーマンスの基盤となっています。

そして、三井選手の強さの秘訣は「頭を使う」練習にあります。レースをイメージし、自分に必要な課題を見つけ、目的意識を持って泳ぐことで成長を続けています。

ロサンゼルス五輪でのメダル獲得という大きな目標に向けて、三井選手の挑戦はこれからも続いていきます。

アスリートの挑戦を支えるケアブランド uFit

今回のインタビューで三井選手が語ってくださったように、日々のトレーニングや大会でのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、質の高いケアが不可欠。

uFitは、三井選手のようなトップアスリートをはじめ、さまざまな競技の選手たちの挑戦を、最先端の技術とノウハウでサポートしています。

uFitがサポートするアスリート

ケアブランドuFitは、単なる疲労回復だけでなく、パフォーマンス向上、怪我の予防、そして競技への集中力維持まで、アスリートのあらゆる側面をサポート。

三井選手が愛用する「uFit RELEASER Mini」「uFit RELEASER」をはじめ、uFitが提供する製品は、アスリートの最高のパフォーマンスを支えるためのツールとして、多くの現場で活用されています。

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uFitは、これからもアスリートの挑戦をサポートし、スポーツの発展に貢献していきます。
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