

日々のケアが、土台となる

ドッジボールは足首と肩への負担が大きい競技です。投げる時の踏み込みで足首をひねりやすく、今はテーピングで予防していますが、そこのケアには特に気を使っています。肩周りも投げる動作が多い分、疲労が蓄積しやすいですね。また急停止や方向転換、体勢を崩しながらの回避動作など、全身への負荷も想像以上に大きい競技です。

食事はあまりストレスを溜めないよう好きなものを食べるようにしていて、鶏肉は意識して多めに摂るくらい。睡眠はその日の反省を考えてしまってパッと寝られない時もありますが、あまり考えすぎずポジティブに切り替えるようにしています。大会前は長風呂を避けて筋肉を緩めすぎないようにするなど、コンディションに合わせた細かい調整も取り入れています。
80%で戦い続け、ここぞの場面で100%を出す

ドッジボールは戦術が非常に重要な競技です。国際ルールではボール5個を使って40分間戦い、1日に3〜4試合を3日間こなすこともあります。ボールをむやみに投げるのではなく、複数人で前に出てそのうちの一人だけが投げるなど、相手にどこから来るか分からない状況を作り出す。その駆け引きの中で投げ続けることで肩がじわじわと痛くなってくるのが、国際試合のリアルな体感です。
ただ、自分のスタイルとしては常に100%で動き続けるのではなく、80%の力をキープしながら、ここぞという場面で100%を出すという戦い方をしています。そのおかげで試合後に全身がどっと疲れるということはそこまでないですね。集中力についても、ずっと集中し続けるというより、集中すべきポイントを見極めることを意識しています。大会期間を通じて試合ごとに成長できる部分を拾い上げていく、そういう積み重ねを大切にしています。

キャプテンとして意識しているのは、チームの雰囲気を引っ張ること。ミーティングはだらだらせず短くまとめて、最後は「俺らが一番強いからな」と気分を上げて送り出す。日本代表は選考後に各地域で練習するため合宿の機会が限られていて、短い時間でいかに自分の研究してきたものを伝えられるかが難しさでもあります。自分が落ち込んでいたらチームに影響するので、切り替えの早さは常に意識しています。1セット負けても取り返せばいい、というくらいのポジティブさが自分の持ち味だと思っています。
篠原選手にとって、休息とは

ハードなスケジュールをこなした後に、しっかり寝ること。それが自分にとっての休息です。
普段はオフの日もドッジボールの動画編集をしたり、次の試合のことを考えていたりして、完全に離れることはほとんどありません。寝て、トイレに行って、お風呂に入って、ドッジボールをする、というのが自分の日常です。だからこそ、本当に休む時は完全に体を回復させることだけに集中する。次の練習や試合に向けた準備期間として、しっかり眠ることが自分にとっての一番の休息ですね。
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撮影の合間の一コマ

大会の写真撮影の時に、ずっとこのポーズをとっていたら、いつの間にかチームメイトたちに「謙生ポーズ」と呼ばれるようになってしまいました(笑)。気づいたら定着していて、今や自分のトレードマークみたいになっています。
