

試合前のコンディショニング

ホームゲームの日は、全体練習が終わってから試合が始まるまでに大体1時間半ほどの猶予があります。スタメンとして試合に出る日は、この限られた時間の中で食事を済ませ、シャワーを浴びて着替えをします。そして、残った時間を活用して必ず20分ほどの仮眠をとるようにしています。
短時間で効率よく脳をすっきりさせるために、寝る前にコーヒーを1杯飲んでカフェインを摂取しておくのが僕の工夫しているポイントです。20分後にアラームが鳴った時にちょうど良く目が覚めるので、すぐに熱いシャワーを浴び、夏場なら水風呂と温かいお湯を交互に使って一気に身体をアクティブな状態へと切り替えます。これをやることで、脳がさっぱりとした良い集中状態で試合に臨むことができます。

球場内には半個室のように仕切られた休憩ブースが6〜7箇所ほど用意されていて、床には大きなクッションがいくつも並んでいます。もしブースが空いていない時は、ロッカー室の空いているスペースに、最近チーム内で大流行しているトゲトゲのついた指圧マットを敷いてその上にゴロンと横になります。最初は悶絶するくらい痛いのですが、背中のツボが刺激されて血流が一気に良くなり、疲労がすっと抜けていくリラックス効果を実感しています。
遠征先でも変えないケアへのこだわり

アウェイへの遠征が多く、長時間の移動が続くプロ野球のシーズン中、身体のケアには様々な器具を活用しています。特にチームの遠征バスでの移動時間は、身体がどうしてもこわばって固くなりやすいのが課題です。そんな長時間の移動中に一番重宝しているのが、提供していただいた低周波治療器です。バスの車内でも音が出ないのでとても使いやすく、しっかりと貼ってこまめにケアをしています。また、uFitのマッサージガン(RELEASER Pro)も愛用していますが、こちらは流石にちょっと駆動音が鳴るので(笑)、移動中ではなく球場に到着してからウォーミングアップを始めるまでの合間に使って、場所によって器具を使い分けています。

また、遠征が多くても夜の睡眠環境だけは変えないように強いこだわりを持っています。特に僕は首周りが固くなりやすく、ここが凝ってしまうとパフォーマンスが一気に下がってしまうため、寝違えを防ぐことがとても重要です。そのため、自宅で使っている枕を遠征先でも同じように使えるよう、いつもチームの荷出し用コンテナに入れて遠征先へ送り、持ち運ぶようにしています。
長谷川選手にとって休息とは

自分にとって休息は、「一種のトレーニング」です。野球選手としてグラウンドで技術的に向上していかなければならないのは当然ですが、それ以外の部分において、しっかりと身体を休めることも大切なトレーニングの1つだと考えています。
普段のルーティンはカチッと作らないタイプで、結果が出たら同じことを続け、出なければ違うことを試してみるようにしています。ただ、練習が終わったらご飯を食べて、しっかり寝て、時間前に起きてシャワーを浴びてミーティングに行く、という睡眠に関わるサイクルだけは昔からあまり変わりません。
自分のミスが試合の勝ち負けに直結してしまった時はどうしても引きずることもありますが、そういう時はトレーニングコーチの「怒りはダンベルが受け取ってくれるから。筋肉は嘘をつかない」という言葉通り、ウエイトトレーニングでバーベルやダンベルにその悔しさをぶつけてメンタルを切り替えています。しっかりと身体を休めて適切なケアを施すことは、次の試合を100%の状態で戦うために欠かせない、プロとしての重要な「練習」の一部です。
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撮影の合間の一コマ

僕は関西出身ということもあって、子供の頃はやっぱりテレビでも阪神・巨人の試合がよく流れていました。街中が一体になって盛り上がるあの雰囲気が好きで、僕自身もなんとなく阪神びいきの応援をしていたんです。ただ、実はお父さんは大の巨人ファンで(笑)。
夜のスポーツ番組の時間は、家族みんなも巻き込んで、家族でチャンネルの取り合いをしてました。
