▼今回紹介するパワーラック▼
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パワーラックとは?自宅に置くメリットは何?

パワーラックとは、重いバーベルを安全に設置できるトレーニング器具です。
筋トレのBIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)を中心とした高負荷トレーニングをジムや自宅でできます。
最大のメリットは自宅でジムレベルの本格的なトレーニングが可能になること。
ジムの順番待ちや移動時間がなくなり、好きな時間に集中してトレーニングできます。

林慧亮
パワーラックの選び方
おすすめのパワーラックを見て行く前に、まずはパワーラックを比較する上で重要なポイントを3つ紹介します。
パワーラックは筋トレグッズの中でかなり高価なものなので、選び方をしっかりと確認してから購入しましょう。
①まず確認!設置場所の3つの必須条件をクリアする
パワーラック設置で最も重要なのは事前の環境確認です。必要スペースは本体寸法+前後左右1.5m以上の余裕が必須。
特に天井高は商品仕様+50cm以上確保しないと懸垂時に頭をぶつける危険性も...。
床の耐荷重も要注意で、建築基準法では1平方メートル180kg以上と定められています。
ただし、重量のあるパワーラックと追加のプレートを考慮すると、マンション2階以上では管理会社への相談も視野に入れて検討するのがおすすめ。
搬入経路も事前測定し、組み立てスペースまで含めて計画しましょう。
②本格的にトレーニングしたい人はボックス型を選ぶと筋トレの幅が広がる
パワーラックは主に3タイプあり、レベルに応じた選択が重要です。
初心者には省スペースで基本的なBIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)ができるハーフラックがおすすめ。
2本柱構造で設置面積も半分程度に抑えられます。
本格的なトレーニングを目指す上級者には、4本柱で囲まれた安全性の高いボックス型が最適。
懸垂やバンドトレーニングなど多様なメニューに対応できます。また、ケーブルマシンでトレーニングした人にはマルチラックがおすすめです。
耐荷重は初心者200kg、上級者250kg以上を目安に、将来の重量増加も考慮して選びましょう。

林慧亮
「パワーラック いらない」と後悔する人の多くは、自分のレベルに対してオーバースペックな商品を選んでいます。
初心者なら週2-3回のBIG3ができれば十分です。
まずはシンプルな機能から始めて、本格的にハマってから上位機種への買い替えを検討する方が現実的ですよ。
③安全を考慮してセーフティーバーやその他の安全性もチェック
一人でのトレーニングでは安全性が最優先。
セーフティーバーは下記の3タイプあり、用途で選び分けが重要です。
- 頻繁に高さ調整するならロックピン式(静音で操作簡単)
- 最高の安全性を求めるなら着脱式のネジタイプ(しっかり固定)
- コスパ重視なら貫通式(高強度だが音が出やすい)
バーベルを引っ掛けておくJカップはプラスチックライナー付きだと、バーベルを保護できるのでおすすめ。
安全性に関わる部分はケチらず、信頼できるメーカーの正規品を選びましょう。
おすすめのパワーラック7選
ここからは、ホームジム用におすすめのパワーラックを7つ紹介します。
先程紹介したパワーラックを選ぶポイントを参考にしながら、お気に入りの1台を見つけましょう。
BARWING(バーウィング)パワーラック BW-HHR01

参考価格21,800円
- BIG3から懸垂まで1台でマルチ対応
- 横幅調整機能で全てのシャフトサイズに対応
- 懸垂バーが細めで加重懸垂には不向き
48段階の高さ調整は本当に細かく設定でき、身長170cmでもベンチプレスとスクワットの両方で最適なポジションが見つけられます。
横幅調整も秀逸で、120cmのシャフトから180cmのオリンピックシャフトまで完璧に対応。
セーフティーバーの耐荷重350kgは安心感抜群で、高重量でのスクワット時も恐怖感なくトレーニングに集中できます。
BIG3を本格的に始めたい方には強くおすすめできる一台です。
耐荷重 | 最大350kg(セーフティーバー) |
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幅 | 90.5-139cm(調整可能) |
奥行き | 98cm |
高さ | 203cm |
本体重量 | 27.7kg |
付属品 | 本体、パーツ、工具、説明書 |
IROTEC(アイロテック)ビルドアップコンポR

参考価格78,100円
- ベンチ・セイフティラック・ウェイト100kgがオールインワン
- 50cmワイド設計のセイフティラックで安全性抜群
- 総重量143kgで設置場所と搬入経路を要検討
- 組み立て用工具が付属せず別途準備が必要
ベンチプレス100kgでもセイフティラックの50cmワイド設計のおかげで全く不安がありません。
バーベルセット100kgも豊富なプレート構成で、初心者から中級者まで長く使えます。フットベルトを使った腹筋トレーニングも想像以上に効果的です。
BIG3を自宅で本格的に始めたい方には、これ以上ないオールインワンセットだと思います。
耐荷重 | 100kg以上(セット重量対応) |
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幅 | 180cm |
奥行き | 120cm |
高さ | 91cm |
本体重量 | 23kg(ウエイト込みで123kg) |
付属品 | ベンチ、セイフティラック、バーベル・ダンベルセット100kg |
ボディテック(Bodytech)パワーラック

参考価格129,800円
- Tバーロウ・ラットプルダウン機能で上級者向けトレーニング対応
- 40段階セーフティーバー調整で細かな高さ設定が可能
- ケーブルが滑りづらい
Tバーロウができるので僧帽筋・広背筋への刺激が素晴らしく、今まで体験したことのない収縮感を得られます。
40段階のセーフティーバー調整は2cm間隔と非常に細かく、どんな種目でも最適なポジションが見つかりますよ。
ケーブルで行うラットプルダウンは静かで使いやすいです。ただし、シリコン系潤滑剤は必須なので、購入時に一緒に用意することをおすすめします。
耐荷重 | 350kg |
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幅 | 133cm |
奥行き | 138.2cm |
高さ | 215cm |
本体重量 | 102kg |
付属品 | 本体、Tバーロウアタッチメント、ラチェット、トレーニングバンド |
STEADYバーベルラック ST144

参考価格16,990円
- 幅14段階×高さ12段階の細かなサイズ調整機能
- シリコンラバー装備で防音・防傷対策完璧
- ディップススタンドの一部でハマりが悪い場合がある
- 高さ調整のネジ式ノブが若干面倒
幅14段階×高さ12段階の調整により、フィットしやすく9段階のセーフティーバーのおかげで、一人でのベンチプレスも安心して限界まで追い込めます。
特に感動したのはシリコンラバーの防音効果です。
マンション住まいなので音が心配でしたが、金属音が全くせず深夜でも気兼ねなくトレーニングできます。
高さ調整のネジ式は少し手間ですが、その分しっかり固定されるので安全面では◎。
耐荷重 | 350kg |
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幅 | 75-126cm(14段階調整) |
奥行き | 87cm |
高さ | 83-137cm(12段階調整) |
本体重量 | 27.6kg |
付属品 | 本体、ディップスバー、セーフティーバー |
iROTEC PROマルチパワーラック TO-PSXT

参考価格305,910円
- スミスマシン・ケーブルマシン・パワーラックがオールインワン
- 業務用レベルの高品質フレームで240kg重量に対応
- 本体重量240kgで設置には十分な検討が必要
- 30万円超の高額投資で初期費用が大きい
スミスマシンのカウンターウエイト付きバーは初心者の方でも安心してトレーニングでき、ケーブルシステムの滑らかな動作は商業ジムと遜色ありません。
豊富なアタッチメントにより、BIG3からアイソレーション種目まで全てをカバーできます。
また、6畳という限られたスペースでここまでの機能を実現できるのは驚異的です。
本気でホームジムを構築したい方には、これ以上ない選択肢だと確信しています。
耐荷重 | - |
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幅 | 200cm |
奥行き | 150cm |
高さ | 223cm |
本体重量 | 240kg |
付属品 | ケーブルアタッチメント3種、クイック着脱式アタッチメント4種 |
IROTEC(アイロテック)マルチパワーラック

参考価格72,600円
- ラットプル・ローイング機能で背中のトレーニングが充実
- 着脱式ディップスバーで多様な自重トレーニング対応
- プレートとバーベルシャフトが別売りで追加投資が必要
この価格でラットプル機能まで搭載したマルチパワーラックは本当に価値が高いです。
ワンタッチでの高さ調整機能は想像以上に便利で、スクワットからベンチプレスへの切り替えがストレスフリーです。
着脱式ディップスバーも意外に重宝しており、上半身の押す筋群を効率的に鍛えられます。
背中のトレーニングを重視したい方には、特におすすめしたい一台です。
耐荷重 | - |
---|---|
幅 | 116cm |
奥行き | 145cm |
高さ | 219cm |
本体重量 | 82kg |
付属品 | ラットプル機能、チンニングバー、着脱式ディップスバー |
BARWING(バーウィング)マルチパワーラック BW-SMS01

参考価格99,800円
- 48以上の多機能を10万円以下で実現したコスパの良さ
- トライアングル構造で省スペースながら全身トレーニング対応
- 梱包時の塗装剥げや組み立て説明書の分かりにくさ
- 組み立てに3-4時間と想定以上の時間が必要
48種類以上のトレーニングが一台で可能で、特にフライデバイスの動きは試作を重ねただけあってスムーズです。
4.8畳の部屋でも設置でき、トライアングル構造の省スペース設計は本当に助かります。
アタッチメントの付け外しも楽で、オールインワンマシンの便利さを実感しています。
コストを抑えつつ本格的なホームジムを構築したい方には、間違いなくおすすめできる一台だと思います。
耐荷重 | 150kg |
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幅 | 148cm |
奥行き | 106cm |
高さ | 211cm |
本体重量 | 50kg |
付属品 | 本体、工具、重量プレート10枚+α |
パワーラックに関するよくある質問
▼パワーラックに関するよくある質問
Q1:パワーラックのおすすめメーカーは?
Q2:パワーラックとスミスマシンの違いは何ですか?
Q3:パワーラックを置くのに必要な面積は?
Q1:パワーラックのおすすめメーカーは?
A. 国内でおすすめのメーカーは4社です。
IROTEC(アイロテック)は家庭用から業務用まで幅広く展開し、アタッチメントも豊富で一台で多種目対応ができます。
BARWING(バーウィング)は日本の住宅事情を考慮した設計で、狭いスペースでも設置しやすいのが特徴です。
また、BODYMAKER(ボディーメーカー)はデザイン性が高く、プロアスリートも使用する本格仕様。
WASAI(ワサイ)は家庭用に特化し、お手頃価格でホームジム初心者におすすめです。それぞれ特徴が異なるため、予算と用途に応じて選択しましょう。
Q2:パワーラックとスミスマシンの違いは何ですか?
A. 最大の違いはバーベルの軌道です。
パワーラックは自由な軌道でバーベルを動かせるため、体幹やインナーマッスルも同時に鍛えられ、より多くの筋肉をバランスよく鍛えられます。
一方、スミスマシンはバーベルがレールに固定されており、特定の筋肉に集中してアプローチ可能。
初心者にはスミスマシンの方が安全で正しいフォームを習得しやすく、パワーラックは中級者以上におすすめです。
参考:スミスマシンの正しい使い方とおすすめのトレーニング10選!
Q3:パワーラックを置くのに必要な面積は?
A. パワーラック設置には最低6畳(約10㎡)程度が必要。
これは本体設置だけでなく、トレーニング時の可動域やバーベル・プレートの出し入れスペースを含んだ面積です。
ハーフラックならより省スペースでの設置も可能ですが、安全性を考慮すると余裕を持ったスペース確保が重要。
複数の器具やケーブルマシンも導入したい場合は10畳以上(約16㎡〜)あれば快適にトレーニングできます。天井高も2.5m以上確保し、搬入経路も事前に確認しましょう。
まとめ:パワーラックで自宅でも本格的なトレーニングをしよう!
パワーラック選びで最も重要なのは、自分のレベルと環境に合った商品を選ぶことです。
初心者がいきなり30万円の業務用を買っても持て余してしまいますし、逆に安全性を軽視した商品選びは重大な事故につながりかねません。
特に安全面については妥協せず、信頼できるメーカーの正規品を選ぶことが何より大切です。
長期的な視点で考えれば、ジム通いよりもはるかに経済的で、いつでも好きな時間に本格的なトレーニングが可能になります。
この記事を参考に、あなたの理想のホームジム作りの第一歩を踏み出してください。
▼今回紹介したパワーラック▼
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