チートデイとは「ダイエット(減量)中に1日だけ、食べたいものを好きなだけ食べる日を作る」こと。
チートデイのやり方や頻度さえ間違えなければ、ダイエットを成功させるために効果的な方法です。
そこでこの記事では、
- チートデイとは何か?
- チートデイをやるのが向いている人
- チートデイの正しいやり方と頻度
- チートデイの注意点
について解説します。
ダイエットの停滞期で悩んでいる方は、チートデイを有効に活用して最短で停滞期を抜け出しましょう!
この記事を書いた人
林ケイスケ
uFit代表トレーナー
Youtubeチャンネル登録20万越え。自重トレーニングのメニューをはじめ、筋トレやダイエットの知識について執筆。フィットネスを通じて健康に目を向けてもらえるようトレーニング動画や記事を発信しています。
そもそもチートデイとは?
チートデイとは、チート(cheat・騙す・ごまかす)という言葉が語源で、身体をうまく騙すことによってダイエットを成功させる方法のことです。
特に、
- ダイエット中に食べたいものを我慢している
- 食事制限でストレスが溜まっている
- ダイエットの停滞期でなかなか体重が落ちない
という方が実践すべきもので、「1日だけ食べたいものを好きなだけ食べる日を作る」ことで、ダイエット中のストレスを減らすことが可能です。
チートデイを取り入れれば、辛い減量期を早く抜け出し、効率的にダイエットを成功させることができます。
チートデイの目的
チートデイを行う目的は、
- 停滞期を抜け出す
- ストレスを減らす
ダイエットや減量を開始した直後は、ある程度の体重は簡単に落ちますが、続けていると停滞期が訪れます。
停滞期のせいでせっかく続けてきたダイエットを辞めてしまう方も多いですし、停滞期をストレスに感じて健康状態が悪化する方もいます。
チートデイを導入することで、ストレスを解消してダイエットへの意欲を高め、長い停滞期を最短ルートでクリアするのがチートデイを行う目的です。
ダイエットの停滞期がくる理由
チートデイの具体的なやり方を見ていく前に、「なぜ停滞期が訪れるのか」というメカニズムを解説していきます。
停滞期のメカニズムを知っていれば、成果が出なくても諦めずにモチベーションを維持することができますよ。
今までの努力を成功につなげるために、停滞期を乗り越えるための心の準備をしておくことが大切です!
恒常性維持で体重を維持しようとする
少し体重が落ちた時に停滞期がくるのは、無意識に自分の身体を守ろうとしている証拠です。
人間には、生命維持に不可欠な「恒常性維持」という機能が備わっています。
ダイエットにおける恒常性維持とは
体重が減ると身体が飢餓状態に陥っていると勘違いをして、今までの体重を維持しようとする機能を恒常性維持と言います。これが停滞期の主な原因です。停滞期がくる目安は体重5%減のとき
停滞期が訪れるのは、元の体重から5%の体重が減った時です。
個人差があるのであくまで目安ですが、例えば元の体重が70㎏の場合は3.5㎏体重が減った66.5㎏になるあたりで停滞期が来やすいです。
停滞期の期間は半月~1か月ほど
停滞期の期間も個人差がありますが、「半月~1か月ほど」が停滞期の目安です。
長く感じるかもしれませんが、停滞期が終われば確実に体重は落ちていきますよ。
チートデイの正しいやり方と頻度
これからチートデイのやり方について紹介していきます。
ストレスを溜めずに、効率よくダイエット・減量を成功させましょう!
チートデイを行う頻度
チートデイで一番重要なのが、『頻度』です。
無計画にチートデイをするのは、ただの暴飲暴食になるのでやめましょう。
体脂肪率によってチートデイを行っていい頻度は異なりますので、下記の目安を参考にしてください。
- 体脂肪率20%前後→2週間に1回
- 体脂肪率15%前後→10日に1回
- 体脂肪率10%前後→1週間に1回
- 体脂肪率7%以下→4日に1回
体脂肪率が高い人ほどチートデイの間隔をあけてください。
また、体脂肪率が25%以上の人にチートデイは必要ありません。食事制限と適度な運動をして少しずつ体重を落としていきましょう。
チートデイの食事方法
チートデイには特に決まった食事はありません。どんな食事をしても基本的には大丈夫です。
ただし、無理をしてたくさん食べる必要はないので、好きなものを好きなだけ食べるようにしましょう。
また、チートデイで一番やってはいけないことは、ダイエット中だからといってどこかで我慢をしてしまうことです。
チートデイの日は、自分へのご褒美だと思って、思いっきり食事を楽しんでください。チートデイの日に溜まっていたストレスを解消できるかがダイエットを成功させる鍵です。
【参考】管理栄養士がダイエット中におすすめの太らない食べ物を紹介
チートデイの翌朝は気持ちを切り替える
当たり前のことですが、チートデイの翌日の朝は体重が増えます。
ここで落ち込んだり、罪悪感を感じたりする必要は全くありません。
チートデイは効率よくダイエットを成功させるために行っているのですから、目先の結果に捉われずに、頻度を守ってこれからも努力を続けていきましょう。
チートデイで注意すべき点
チートデイにおける注意すべき点を紹介します。
効果的にチートデイを行うために、注意点をしっかりと守って行いましょう。
食べ過ぎを気にしない
先ほども説明しましたが、チートデイの日は食べることを我慢してはいけません。
むしろ「食べることでダイエットできる」という心意気で食事をしましょう。
チートデイでは食べることで身体を騙すだけでなく、精神的なストレスを発散することが目的です。
好きなものを好きなだけ食べることで、精神的にも肉体的にも元気を取り戻して、理想的な体作りを継続しましょう。
チートデイの頻度を必ず守る
これも当たり前のことですが、チートデイの頻度を守るようにしましょう。
ダイエットにチートデイを取り入れる上ではメリハリがとても大切です。
チートデイの翌日は胃が拡張していることもあって、食欲が抑えきれない危険性もあります。
理想の体形を手に入れるために、食欲や誘惑に打ち克ちましょう。
チートデイを行うのがおすすめの人
最後に、チートデイを行うのがおすすめの人の特徴を紹介します。
以下の3つの特徴に当てはまる人は、チートデイを取り入れてダイエットを成功させましょう。
1.食事制限をしている人
チートデイは、ダイエット中の食事制限をしている人におすすめです。
特に、食事制限に対してストレスを感じている方は、チートデイを導入することでストレスを大幅に軽減できるメリットがあります。
ただし、食事制限をしていても食事に対するストレスを感じていないのであれば、チートデイを行う必要はありません。そのまま努力を続けて、理想の体形を目指しましょう。
2.ダイエットに対して精神的なストレスが溜まっている人
食事制限以外でも何かとストレスを感じやすいダイエット。
ダイエットによるストレスを溜めすぎると、ストレスが原因で太りやすい体質になってしまい、効率的にダイエットを成功させることはできません。
無理なくダイエットを続けるためにも、チートデイを活用してストレスを軽減させましょう。
3.元の体重から5%以上体重が減って停滞期にいる人
チートデイは、元の体重から5%減って停滞期にいる人におすすめです。
特に15〜20日程度体重が落ちずに悩んでいる方は、チートデイを取り入れてみましょう。
ただし、全く体重が落ちていない人はチートデイを取り入れないでください。元の体重より太ってしまう可能性が高いです。
下の記事では、体重を減らすための有酸素運動をまとめています。まずは身体を動かして、体重を落としていくことが大切ですよ。
まとめ
ダイエット中にどか食いをするチートデイについて紹介しました。
ダイエットを成功させるために、大食いが効果的というのは意外ですよね。
正しいやり方と頻度でチートデイを行えば、効率よく停滞期を抜け出すことができますよ。
ただし、チートデイを行う上で重要なのは自己管理です。チートデイの日とそれ以外の日のメリハリをつけて、理想の体形を手に入れましょう。